04月01日 (日)|第1回 香りを聞く、作る

4月1日。新しい月の始まりの日に、山形から粕谷恵(かすやめぐみ)さんをお招きして
新しい講座が始まりました。

【香りを聞く、作る】

薬草のセルフケアに続いて、和の自然の素材で作り出す香りという新しい世界がはまどまに繰り広げられるなんて、考えただけでも楽しみです。

今回は、ホームページ、メルマガに加えて、フェイスブックというツールを使って講座の募集をしました。すると、遠方は小田原から、初めて【はまどま】に来てくださった方もあり、参加者8名の講座となりました。

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まずは20種類の香りの原料の説明を聞き、1つ1つの香りを聞いてゆきます(香りは嗅ぐのではなく、聞くというのだそうです)。ほかの香りを引き立てるもの、かなり強烈な香りなので蓋を少しずらして香りを聞くものなど、様々です。自分のイメージに近いものもあれば、「え!こんな香りがするんだ!」という意外性…もあり、鼻でかぐというより、五感で香りを立体的に表現したくなってきました。

香りたくさん.jpgふがふが.jpg

そのあとは、自分の香りの調合に入ります。

シャイカーに自分の気に入った原料を入れ分量を明記。つぶしたり、振ったりしてオリジナルの香りを作ってゆきます。幾つもの香りを聞いていると鼻が慣れてしまい、調合している香りが分からなくなるので、そんな時は外に出て嗅覚をリセット。

調合.jpg香り.jpg

最後、粕谷さんに香りを見ていただいて、微調整。それぞれの香りができあがっていきます。

香りが決まったらそれに合った生地を選び、手縫いで袋づくり。
久し振りのお裁縫に、男性も女性も一心にチクチク・・・。実は、この時間が好きで何度も通われる方もいらっしゃるとか!

布たくさん.jpg手芸女子.jpg

最後に、香原料の配合内容とタイトルを発表し、全員で香りをシェア。これがまた面白い!その方のイメージの香りになっているんです。タイトルも個性的で素晴らしいので、発表します。

完成.jpg

春のほほえみ・乙女の癒し・いつか来た道~どつぼ~・目覚めの春・深呼吸・南方神起・
アラフィフの輝き・海の記憶・豊満美人~春の宴~

名は体を表すではありませんが、香りはその人の内面を表す…とでも言いましょうか。
そして、作った香りは日々変化するそうです。それもまた楽しみ。

香りを聞くだけでなく、作るという奥深い世界を知りました。今後は、文字と香りとを組み合わせて、自分の描いた文字からイメージされる香りを作る等を季節ごとに開催していく予定です。詳細は決定次第アップします。
【粕谷より】

講座にご参加くださったみなさま、楽しい時間をご一緒させていただき、ありがとうございました。その後、お作りになった香りは、どのように変化なさっているでしょうか?

今回の講座は、とにかく賑やかでしたね(^^♪

お一人お一人がしっかりと『自分』を持っていらっしゃいましたので、香りづくりでも、袋選びでも、迷いというものがあまりなかったように感じました。

大胆かつ個性的に作られた香りは、どれも『世界でたった一つのオリジナル』に仕上がっていてとても素敵でした。

よく「お香って自分で作れるんですか?!」と聞かれるのですが、意外や意外、自分で作れちゃうのです。今回は匂い袋をお作りいただきましたが、お線香や練香なども作れます。
今後はお線香などの回も考えています。ご興味のある方はぜひ一度、足をお運びください。一緒に香りの世界を旅しましょう。

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