01月17日 (火)|森ボラ体験会 in 宮沢ふれあい樹林_報告
宮沢ふれあい樹林は、和泉川中流の住宅地の中に残された散策路が整備された樹林です。
今回の活動は、雑木林内に生育している貴重種を保全するため、
市民の森の活動団体と一緒に、落ち葉かきやウバユリの種散布を行いました。
~活動概要~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日 時:令和5年1月14日(土)9:00~11:30
場 所:宮沢ふれあい樹林(横浜市瀬谷区)
現地団体:宮沢の森愛護会
参 加 者:ボランティア5名、横浜市みどりアップ推進課2名、スタッフ3名(NORA)
作 業:落ち葉かき、落葉溜まりの天地返し、ウバユリの種散布
活動の様子です。
相鉄線三ツ境駅に集合。生憎の雨模様ですが徒歩で宮沢ふれあい樹林に向かいます。
現地に到着、ヘルメットやビブス等身支度を整えます。
開会式では宮沢の森愛護会の皆さんに挨拶、自己紹介、活動目的の説明を行いました。
道具(熊手)を持って作業エリアへ移動。幸い雨は止んでくれたようです。
作業エリア到着。このエリアには、街中では非常にめずらしいウバユリが多く見られます。
今は立ち枯れの姿を見せています。
作業前に全員でKY(危険予知)活動。危険ポイントを確認しました。
作業方法の説明。熊手は真っ直ぐ手前に掻きます。
作業開始。横一列になり同じ方向に進む事で広範囲を効率よく作業できます。
厚く積もった落葉は、掻き過ぎずに若干土が見える程度に留め地表の乾燥を防ぎます。
(上:before 下:after)
大量の落ち葉はブルーシートに集めて運びます。
窪地を利用した落葉溜めでは、シャベルで溜まっていた腐葉土の天地返しを行いました。なかなか重労働です。
腐葉土の中には丸々と太ったカブトムシの幼虫が!
天地返し後に元の場所に戻しました。
掻いた落葉を落葉溜めに集積。腐葉土と混ぜあわせます。
落葉の山をよく踏んで空気を抜き均します。落ち葉の感触は楽しい!
この後一年かけてたい肥にしてまた森へ戻します。
1時間強の作業で広範囲の落ち葉掻きができ、大分土が見えるようになりました。
(上:before 下:after)
休憩時には、落ち葉掻き作業の目的やウバユリの解説がありました。
愛護会の方より、このエリアのウバユリは年々増え昨年は156株確認出来た事、
環境のバランスが崩れると簡単にウバユリはなくなってしまう事等お話をうかがいました。
ウバユリの実の中は薄く板状の種が層になっています。
先程落ち葉掻きをして土が見えるようになった箇所に種を散布。
花をつけるまでに5~6年かかりますが、今後ウバユリが増えてくれることを期待します。
雨が降る前に早めに作業を切り上げ、使った道具の手入れを行います。
作業終了と同時に本降りに。テントの中で閉会式
感想の共有と愛護会の皆さんにお礼を伝えました。
森づくりボランティア体験会へのご参加ありがとうございました。
宮沢の森愛護会の皆様のご協力に感謝いたします。