02月01日 (月)|森ボラ体験会 in 宮沢ふれあい樹林_報告

宮沢ふれあい樹林は、和泉川中流の住宅地の中に残された散策路が整備された樹林です。
今回の活動は、雑木林内に生育している貴重種を保全するため、
落ち葉かきやアズマネザサの刈り取りを行いました。

~活動概要~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日  時:令和3年1月30日(土)9:00~12:00
場  所:宮沢ふれあい樹林(横浜市瀬谷区)
現地団体:宮沢の森愛護会
参 加 者:ボランティア8名、横浜市みどりアップ推進課2名、スタッフ4名(NORA)
作  業:落ち葉かき、アズマネザサの刈り取り

体験会の様子です。

 

 

 

 

 

相鉄線三ツ境駅に集合、徒歩で宮沢ふれあい樹林へ向かいます。

 

 

 

 

 

現地に到着、早速ヘルメット、ビブス等身支度を整えます。

 

 

 

 

 

開会式ではふれあいの樹林制度の紹介、森の保全活動を行う意味等の説明がありました。

 

 

 

 

 

宮沢の森愛護会会長より活動の様子とウバユリの観察記録についてうかがい、
平成30年に開花本数77本だったウバユリが昨年は94本まで増えたそうです。

 

 

 

 

 

ケガのないよう、安全活動(KY活動)で注意事項を共有し準備体操で身体を温めてから作業開始です。

 

 

 

 

 

2班に分かれて作業リーダーより作業手順の説明を受けます。
将来的にウバユリを増やす事を目指し、今回の体験会では落葉樹林の林床に陽があたるよう
落ち葉かきとアズマネザサ刈りを行い最後にウバユリの種を散布します。

 

 

 

 

 

今は立ち枯れた姿のウバユリは、8月に花を咲かせ秋に実がはじけ種子が風に乗り撒かれる仕組みを持っています。
発芽率がとても低く発芽しても花をつけるまでに5~6年かかるため、
これだけ多くのウバユリが開花するという事は愛護会の皆様の行き届いた管理作業あってこそと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一面に積もった落ち葉は集めると重量があり、また熊手がツル性植物に引っかかたりとなかなかの重労働です。

 

 

 

 

 

ブルーシートに落ち葉を集め協力しながら集積場所へ。

 

 

 

 

 

休憩を挟み、後半は鎌を使ってアズマネザサを刈ります。
先ずは片手鎌の使い方をレクチャー。春に柔らかいササを刈る鎌とは異なり、左手は使わずに右手首のスナップを効かせ遠心力を利用して刈ります。またケガ防止のため左膝は立てないよう注意します。

 

 

 

 

 

遠心力を利用して刈るにはコツが必要。通常の鎌に比べ刃が厚く重いため疲労感も大きいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間半の作業でこんなに綺麗になりました。(左:作業前、右:作業後)

 

 

 

 

 

土が見える状態の林床にウバユリの種を広範囲に撒きます。
一年後の発芽、さらに5~6年後多くの開花を期待します。

 

 

 

 

 

閉会式で愛護会の皆さんへお礼を伝え活動終了です。最後は感染拡大防止のためしっかり手洗いを。

森づくりボランティア体験会へのご参加ありがとうございました。
宮沢の森愛護会の皆様のご協力に感謝いたします。

 

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