10月24日 (土)|ヤマアカガエルが早春に産卵する湿地のヨシ刈り! in 瀬上市民の森
横浜南部の円海山周辺は横浜最大の緑地で、その一角を占める「瀬上市民の森」一帯は、横浜の原風景の里山景観「谷戸」の中にあります。 瀬上市民の森のシンボル「瀬上池」を中心に、樹林地・竹林・小川・湿地・谷戸田などがモザイクのように多様な環境をつくり、その環境の中で、横浜の在来の生きものがたくさんくらしています。
この森は、地権者、行政、そして市民団体「瀬上さとやまもりの会」の3者が、共通の目標である保全管理計画や瀬上市民の森憲章に基づいて保全管理を行っています。
今回の活動場所、円海山緑地でも最大規模のヤマアカガエルの産卵場所となっている谷戸の湿地です。
ヤマアカガエルは谷戸を代表する生きものの一つで、いつもは樹林地でくらしていますが、1月から3月にかけての産卵の時期だけ水辺にやってきます。そのため、豊かな樹林と適度な深さの水辺がつながっている環境が必要なのです。
今年も、ヤマアカガエルが来年も水辺にもどって来てくれるように、レンジャーズの活躍で産卵地を整備しました!
~ミッション詳細~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日 時:2020年10月24日(土) 9:20~12:15
現地団体:瀬上さとやまもりの会のみなさん
場 所:瀬上市民の森(横浜市緑区栄区)
参 加 者:レンジャー14名、リーダー1名(NORA)、瀬上さとやまもりの会のみなさん
作 業:湿地の草刈り、湿地の泥上げ
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活動の様子です。
JR港南台駅集合。今年はコロナ対策で体調と検温チェックを行っています
瀬上市民の森の入口で森の概要をリーダーから聞いて、活動場所へ向かいました。
活動準備をして、市民の森の自然や保全の目的、団体の活動、本日のミッションなど瀬上さとやまもりの会の中塚さんから説明を受けました。
説明するチャーリーこと中塚さん 本日使用する道具です。
レンジャーズ隊員の自己紹介のあと、道具を持って活動場所へ
瀬上さとやまもりの会の方やリーダーから活動場所の説明、草の刈り方を教えてもらいました
草刈り前の湿地 泥上げ前の湿地
最初の内は恐る恐るカマで草(ミゾソバ)を刈っていきます
途中休憩 湿地から季節外れのヤマアカガエルが見つかりました。この時期は樹林地にいるのですが
泥上げも草刈りもだいぶ慣れてきました。
刈り取った草は、雪だるまのように丸めて木道まで運びます
木道まで運んだ草は、フートンバックにいれて集めます。
レンジャーズの活動で湿地もすっかりきれいになり、水面が見えるようになりました。
作業終了後は使った道具を洗って、ふり返りです
瀬上さとやまもりの会のみなさま、ありがとうございました。