雨の日も里山三昧
2012.12.1 寄り道10 右でも左でもなく前へ
11月27日、嘉田由紀子さんが「日本未来の党」の結成を発表しました。自民党、民主党、さらに日本維新の党をはじめとする「第三極」、この中には投票したい政党がないと考えていた人びとにとっては、明るさを感じ […]
2012.11.1 第40回 多摩丘陵の自然と社会を学ぶブックガイド
多摩丘陵の自然と社会を学ぶブックガイド 昨年から大学で「多摩丘陵の自然と社会」という授業科目を担当しています。 大学のキャンパスは多摩丘陵に位置し、北側(多摩市側)に多摩ニュータウン、 南側(町田市側 […]
2012.10.1 第39回 『企業的な社会、セラピー的な社会』(小沢健二)
小沢健二『企業的な社会、セラピー的な社会』(2007年、ドアノック・ミュージック) 学生時代、オザケンは小山田圭吾とバンド「フリッパーズ・ギター」を組み、 英国のネオアコ、ギターポップの影響が強いその […]
2012.9.1 第38回 『社会を変えるには』(小熊英二)
小熊英二『社会を変えるには』(2012年、講談社現代新書) 先日、「社会が変わるべき今、社会をどう変えるか?」というタイトルで、 高校生を相手に話をする機会がありました。 これは、高校生に向けた投げか […]
2012.8.1 第37回 『シビック・アグリカルチャー』(トーマス・ライソン)
トーマス・ライソン『シビック・アグリカルチャー』(2012年、農林統計出版) 「シビック・アグリカルチャー」とは耳慣れない言葉だと思いますが、 副題の「食と農を地域にとりもどす」がこの本のメッセージを […]
2012.7.1 第36回 『植生景観史入門』(原田洋・井上智)
原田洋・井上智『植生景観史入門』(2012年、東海大学出版会) しばしば里山は、人と自然が共生してきた景観として、 理想的にイメージされますが、実際はどうだったのでしょうか。 あるいは、もっと一般化し […]
2012.6.1 第35回 『雑草と楽しむ庭づくり』(曳地トシ・曳地義治)
曳地トシ・曳地義治『雑草と楽しむ庭づくり』(2011年、築地書館) 「趣味は何ですか?」と尋ねられると、答えに窮したものでした。 学生の頃は、よく音楽を聞き、しばしば映画や芝居を見たりしていたので、 […]
2012.5.1 第34回 『日日是好日』(森下典子)
森下典子『日日是好日』(2008[2002]年、新潮文庫) 先日、横浜市内の里山保全をめぐる動きについて、 ここ四半世紀くらいの同時代史をまとめて、 そこから言えることを論文にまとめました。 昨年末あ […]
2012.4.1 第33回 『森林バイオマス』
『森林バイオマス―地域エネルギーの新展開』(2003年、川辺書林) 先日、林野庁からの委託事業の中で、 国内の森づくりの優良事例を調査してまとめる仕事があり、 10年来の付き合いのある竹垣英信さんに、 […]
2012.3.1 第32回 『おもひでぽろぽろ』
『おもひでぽろぽろ』(監督:高畑勲、1991年) 主人公のタエ子は、東京の会社に勤める27歳のOLです。 彼女は長期休暇をとって、ベニバナの収穫期に、 義兄の親戚の農家を手伝いに山形へ行きます。 物語 […]
2012.2.1 寄り道9 10周年記念の座談会を終えて
『里山創生―神奈川・横浜の挑戦』(佐土原聡ほか編、創森社、2011年) という本が、昨年末に出版されました。 横浜に事務所を置き、「里山とかかわる暮らし」をすすめているNORAの 1人としては、これを […]
2012.1.4 寄り道8 NORAの10年をふりかえる(2)
先月に続き、1月22日(日)NORA10周年記念フォーラムに向けて、 これまでの10年間の活動内容をふりかえります。 前回は、NORAの5つの活動分野(ヤマ、ノラ、ムラ、ハレ、イキモノ) のうち、「ヤ […]