Page 1 of 161 2 3 4 16

2024.7.1 第121回 宮内泰介『社会学をはじめる』

宮内泰介『社会学をはじめる―複雑さを生きる技法』(2024年、ちくまプリマー新書) 「渾身の一冊、出します!」 約1か月前、著者の宮内さんは、本書の刊行に際してXでこう呟いていた。 本書は、近年の社会 […]

2024.6.1 寄り道69 ネイチャーポジティブにノってみた

7/6(土)開催の環境3学会合同シンポジウム「Nature Positive: 実現に向けた方策の検討」に、環境社会学会を代表して登壇することになった。 この会合の中で短く話題提供する時間が与えられて […]

2024.5.1 寄り道68 祈りとしての学術研究とNPO実践

最近、死について考えることが多い。 昨年の夏に母を亡くし、秋には従兄弟が知らないうちに亡くなっていた。 そして、今年の正月明け、義母は緊急搬送され入院後1週間で亡くなった。 正月には妻の実家で和やかに […]

2024.4.1 第120回 門田岳久『宮本常一 〈抵抗〉の民俗学』

門田岳久『宮本常一 〈抵抗〉の民俗学: 地方からの叛逆』(2023年、慶応義塾大学出版会) 今月から、NORAの立ち上げメンバーの1人で、佐渡に移住して20年以上になる十文字さんが、新しいコラムを書き […]

2024.3.1 第119回 『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』

『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』(監督:ジュリアン・テンプル) 昨年末、映画を続けて見る機会があった。年末は年賀状を書くのが通例だったが、喪中のためにその時間が空いたためだったか、『プリズン・サ […]

2024.2.1 寄り道67 都会から移動・移住する理由

今年度、私は横浜国立大学「里地里山×まちづくりラボ(里まちラボ)」の連携研究員として、小田原市・南足柄市をメインエリアに、交流・関係人口の創出と定着に向けて調査・実践するプロジェクトに参加している。た […]

2024.1.1 寄り道66 頭の中の棚卸し

先月、急な山道を歩いているとき、右足ふくらはぎの肉離れを起こした。 肉離れ初めてのことで、何の前ぶれもなかったし、斜面地で里山保全作業することは珍しくないので、なぜけがをしたのか納得がいかなかった。 […]

2023.12.1 第118回 風巻浩・金迅野『ヘイトをのりこえる教室』

風巻浩・金迅野『ヘイトをのりこえる教室:ともに生きるためのレッスン』(2023年、大月書店) 私にとって金迅野さんは、多くの刺激を受けてきた人であり、頼りにしている人である。 いつも穏やかであるが、対 […]

2023.11.1 第117回 中野剛志『変異する資本主義』

中野剛志『変異する資本主義』(2021年、ダイヤモンド社) 本書では、コロナパンデミックと中国の大国化を背景に、 新自由主義を掲げてグローバルに展開されてきた資本主義が、 近年大きく変異しつつあり、「 […]

2023.10.1 寄り道65 研究と実践

研究と実践をめぐる原点―左翼運動・環境運動との距離 研究と実践の関係を考える際、私はマルクス主義哲学者であった祖父を反面教師として考える癖がある。祖父は弁証法哲学の研究を進め、ヘーゲル、レーニン、毛沢 […]

2023.9.1 寄り道64 8月13日

2023年8月13日10時56分、母が亡くなった。81歳だった。 パートナーに先立たれて9年、認知症と診断されてから7年。 認知症は死に至る病だと受けとめていたので、 このときが来る覚悟はできていた。 […]

2023.8.1 第116回 南山舎の本2冊―『西表島の文化力』『絵が語る八重山の戦争』

石垣金星『西表島の文化力―金星人から地球人へのメッセージ』(2023年、南山舎) 潮平正道『絵が語る八重山の戦争』(2020年、南山舎)   石垣島に南山舎というローカル出版社がある。 沖縄県八重山地 […]

Page 1 of 161 2 3 4 16