04月23日 (木)|2009.4.23 「野袋会」三浦激走!スケッチ旅行の巻

 はまどまプロジェクトの、「野を描く」に参加できず、参加した人の作品が素晴らしく、「悔しい!」と思ったメンバーが春爛漫の三浦へ、おいしい魚を食べながら、生産者の話も聞きながら、「私の芸術の才能を探しに!」(ホントはおいししいものに誘われて♪) 野を描く・旬の野菜の食べ方知恵袋・神奈川野菜の食事会合同企画「野袋会」三浦半島ツアーに行ってきました。

参加メンバーは7名。天気は最高の「遠足日和」平日ならではのゆったり旅行です。三浦金田湾の近くでは、会員生産者のFさん夫妻がキャベツの収穫作業中。近くに行ってから突然の携帯電話でもにこやかに迎えてくれました。「夕べ、はまどまで食べた人参?Fさんの人参でしたか?おいしかった!」この一言が、なによりの生産者への手土産なのです!

さて、金田漁港で最初のスケッチ。スケッチなんて学校の授業以来何年ぶり?でもね。点数付けられるわけでなし、自分の心と向き合えるような、描く対象と語りあえるような、独特の時間。たとえ30分でも癒されます。

昼飯小1.jpg海写生小2.jpg そんなこんなでお昼!予定していたメンバーの昔なじみの店は水曜定休で、ま、よくある話、気にしない気にしない。スケッチしていた海辺のすぐ後ろの建物の中にあった「レストラン金田」のおまかせ定食!シーズン最後のワカメのしゃぶしゃぶ。これは”来年3月の食事会”にいただきのアイデア!

お腹も満足!いざ、スケッチにグッドなビューポイントを求めて、出発!丘を越えて、風車を、畑を、遠くに見えるは伊豆大島、房総半島。やがて三崎の「思い出のなぎさ」へ・・・行ったらそこは…埋まってた。埋め立てられていることは、もちろん知っている。でも、来てしまう。過ぎ去りし日の思い出と、無残な今の目の前の現実を重ね合わせてしまう。幾度も幾度も。神奈川に育った者が、神奈川で暮らす限り、きっと同じ思いを繰り返す・・・。

私たちは【NORA】!ちょっとはお勉強も、ね!城ヶ島の県水産技術センターをお尋ねしました。
鯛の「栽培漁業」の水槽に餌を・・・やらなくても手をかざすだけで一斉に集まってくる鯛・鯛・鯛。

さて、いよいよ今回の最終目的地、佐島漁港へ。5月7日の神奈川野菜の食事会では、相模湾の春の海企画・第二段、イワシ・シラスをと考え、その下見も兼ねて・・・。メンバー旧知の漁師、I さんを尋ねると、まだ漁から戻っていないとのこと。浜でスケッチなどなど思い思いに船の帰りを待ちました。(結局、今回は、野を描くと言うよりも、浜を描くになりました。)

「おめーらが来てるってからよ、まだ漁ができたのに途中で帰ってきたよ! 」そ、そんな~!冷や汗もののご挨拶から始まって、釜揚げしらすを干す網をブラッシングしてきれいにする作業をみんなでお手伝いさせていただき、取れたての生しらすを堪能させていただきました。今まで食べた生しらすは何だったの?というくらい、1匹1匹がプリッとした歯ごたえ!釜揚げしらすは、身がふっくら柔らかく、生とは違った甘みが口の中に広がり…あまりの旨さにこれまたウットリ♪

不漁が伝えられていましたが、10日ほど前から海流が変わって、房総半島から三浦半島を超えて相模湾にシラスが入っていたとのこと。家族四人で働く姿は家族本来の幸せな姿なのかな。そして、「海は汚れる一方だよ。」という、I さんの言葉。もっとゆっくり、あらためてお話を伺いたいとおもいました。里山から、海へ。私たちの活動はつながっています。でも、普段、意識することは、なかなか難しい。身近に、野菜生産者、漁師、自然と向き合う仕事に就く人びとがいて、率直に話をしていただけることは、私たちにとってありがたいことです。

欲張りメンバーの、欲張り企画の一日でした。「この指とまれ!」で、みんなの企画をみんなで実現していけたら、楽しいと思いました!最後に、平日勤務の仲間たち!年休を消化しよう!

(ゆたぽん)

網みがき小3.jpgしらすマシーン.jpgしらす干し小.jpg

 

はまどま手習い塾 | 報告