01月07日 (日)|グリーンウッドワーク 特別講習会

かつての里山では、人の営みに必要な薪などの燃料としての資源ばかりでなく、木工品の材料としても多く活用されていました。
グリーンウドワーク(生木木工)は、石油化学製品に囲まれてしまった昨今、里山保全活動で産出する間伐材(生木)を「資源」として見直していく活動です。
NORAの講座では、里山保全活動で産出する間伐材などをグリーンウッドワークで資源として活用しています。

この講習会では、グリーンウッドワークの第一人者の小野さんをお迎えして、スプーン作りを学びました。

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課 題 スプーンづくり
開催日 2024年1月7日(日)
講 師 小野敦氏(NPO法人グリーンウッドワーク協会 理事長)
参加者 8名

活動の様子です

ワークショップ開始前、早めに集まった参加者で懇談

講習会開始。講師の小野さんからグリーンウッドワークの話をお聞きしました。

プロの作家さんの作品(スプーン)を紹介いただきました

玉切りされた材を斧やクサビで半割にしました。
昨年の大風で倒れてしまったヤマザクラの活用です。

小野さんから具体的に材の割方を学びます

サクラ材の提供していただいた参加者が丸太材割りに挑戦

教えていただきながらスプーンづくりに適した大きさまで材を割っていきました

スプーン作りの前半は斧を使います。使い方を教わりました。

スプーンの型が取れるように材の大きさと形を整形しました

整形された材にスプーンの型取り

参加者も型をとって斧で削り始めました

ほぼ無言、夢中で削ります

 

ある程度削れたら、側面の型取りです

小野さんが見本を作ってくれました、流石、あっという間にスプーンの形に

参加者も側面を削ります

スプーンの形が削り出された後はナイフワーク
小野さんに使い方を教えていただきました。

参加者もナイフワークに取り組みました

冬の日没は早く、完成までできませんでした。
この先は第4日曜日のNORAのワークショップや各自のフィールドで完成予定です

小野さん、講師補助の椿さん遠路よりご指導ありがとうございました。
参加者のみなさんお疲れ様でした。次回の参加をお待ちしています。

                         

今年度は本事業は、国土緑化推進機構の緑の募金の支援を受けて実施します。
本事業で使用した「緑の募金」は、ENEOS株式会社からの寄付によるものです。

 

報告 | 間伐材を活かすグリーンウッドワーク