01月30日 (日)|「野外体験活動における安全管理とコミュニケーション研修」実施報告
令和3年度「緑と水の森林ファンド」助成事業
- 日 時:2022年1月29日(土)・30日(日) 9:30~16:00
- 場 所:多摩市立グリーンライブセンター
- 講 師:志賀壮史さん(NPO法人グリーンシティ福岡、NPO法人日本環境保全ボランティアネットワーク
- 参加者:12名(ほかにスタッフ3名+オブザーバー1名)
- 運 営:
主催:moridas(モリダス)
共催:NPO法人よこはま里山研究所
協力:多摩グリーンボランティア森木会
新型コロナウィルスの感染が拡大しているさなかでしたが、2年半ぶりに志賀壮史さんをお招きして、安全管理とコミュニケーション研修を開催しました。
この研修は、少人数で話し合ったり実際にやってみたりするグループワークが多いはずだったのですが、コロナ対策のために少人数での話し合いの時間を制限し、志賀さんからの話題提供、個人ワーク、全体での話し合いが中心の構成になりました。
内容は、1日目がおもにコミュニケーション、2日目はおもに安全管理をテーマとしたものでした。
1日目から、組織のあり方にふれる真剣な議論が交わされ、参加者の皆さんが日頃からこのテーマについて深く考えていることが伝わってきました。
この研修は、「こうすればうまくいく」という手法を身につけるものではありません。
行き詰まってしまいやすい難所について、その問題の構造を解きほぐし、自分たちで優先順位を考えて、具体的に決めることができるようになるためのに、ものの見方や考え方の視点を学ぶものだったと思います。
また、志賀さんは一貫して「聴く」ことの重要性を話していましたが、この研修自体が「聴く」ことをもとにできているという意味で、「聴く」とはどういうことかを示すデモンストレーションになっていました。
人にどう伝えるかと自分の話し方に目を向けがちになりやすいですが、むしろ人の話をきちんと聴くことからよい関係をつくることが、話し方よりも重要であることに気づかせてくれました。
福岡では「コロナ特別警報」が発令中であったため、抗原検査とPCR検査を実施していただくなど、講師の志賀さんには大変お手数をお掛けしました。
また、参加者のみなさんには、コロナ禍のために不便を強いることが少なくありませんでした。
それでも、この難しい状況のなかで、充実した研修が実施できたと思います。
講師の志賀さん、参加者のみなさん、どうもありがとうございました。