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2020.4.1 第95回 スコット・A・シェーン『〈起業〉という幻想―アメリカン・ドリームの現実』

スコット・A・シェーン『〈起業〉という幻想―アメリカン・ドリームの現実』(2011年→新版2017年、白水社) 2020年3月末をもって、15年間勤めた大学を退職した。 3年前、任期のない教員から任期 […]

2020.3.1 第94回 小倉恵美子『オオカミの護符』

小倉恵美子『オオカミの護符』(2011年、新潮社) 本書は、都市近郊の里山に興味を抱く全ての人に読んでいただきたい好著である。 もともとは、記録映画『オオカミの護符―里びとと山びとのあわいに』 (20 […]

2020.2.1 寄り道44 中ヶ谷戸オフィスから

先月のコラム「2020年の抱負」に対して、 複数の方からご心配とご期待のメッセージをいただいた。 限られた時間で思いのまま書いている文章にもかかわらず、 長文を最後まで読み通してくださった方々に対して […]

2020.1.1 寄り道43 2020年の抱負

新年明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 さて、年初に当たり、今年の抱負を記したいのだが、 私の場合、2020年3月末に15年間勤めてきた大学を辞めるので、 この際、なぜそう […]

2019.12.1 第93回 2019年に読んだ本から

今年読んだ本の中から取り上げるに足るいくつかを、刊行年月日の古い順に簡単にふりかえる。 中野剛志『富国と強兵』東洋経済新報社(2016/12/9) 著者には多くの著作があるが、本書が主著である。いくつ […]

2019.11.1 寄り道42 個-Co時代に人と人の間に生きる

学生のボランティア活動をコーディネートしているため、まとまった時間のボランティア活動を終えた学生たちと、しばしば面談をおこなう。 活動中に困ったことはなかったかと尋ねると、決まって相手との関わり方、距 […]

2019.10.1 第92回 稲泉連『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』

稲泉連『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』(中央公論、2004年) 歌人の弟が編集した『戦争の歌』(笠間書院、2018年)というアンソロジーがある。この本は、たかだか120ページの薄い本 […]

2019.9.1 第91回 東浩紀『観光客の哲学』

東浩紀『観光客の哲学』(ゲンロン、2017年) 最近、ダークツーリズムという言葉をよく聞くようになった。 戦跡や被災地など、死や悲しみの記憶を残す対象を訪ねる観光のことで、 専門書に限らず、入門書やガ […]

2019.8.1 第90回 2019年上半期話題になった本から―ハンス・ロリング『FACTFULNESS』ほか

最近、印刷された本よりも、電子書籍を読むことが多くなった。 移動中、携帯しているスマホで読めるので、本を持ち歩くことが煩わしく感じられるようになった。 このため、電子化されている本を優先して購入するよ […]

2019.7.1 寄り道41 「まちの近くで里山コネクト」里山型公園から書き始め

昨年、NPO法人a-con関係のプロボノ・グループの協力を得て、「里山コネクト」というウェブサイトをつくった。これは、私の地理感覚が比較的よく届く東京近郊の南西部を中心に、里山をいかす活動をおこなって […]

2019.6.1 第89回 佐々木実『資本主義と闘った男―宇沢弘文と経済学の世界』

佐々木実『資本主義と闘った男―宇沢弘文と経済学の世界』(講談社、2019年) 本書は一般的にも高く評価されるに違いないが、私の場合、おそらく平均以上に響くものがあった。読んでいる間、青春時代が思い出さ […]

2019.5.1 寄り道40 水俣で見聞きしたこと、考えたこと(2)

前回(→寄り道39)続きで、3月24日(日)~27日(水)に水俣で見たこと、聞いたこと、考えたことを報告したい。 3月25日(月)夕方 夕方16時、水俣の魚を車で移動販売している中村雄幸さんと「おれん […]

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