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2014.12.1 寄り道17 フィールドに磨かれる

 毎年、11月下旬~12月上旬は忙しい。12月中旬の卒業論文の提出に向けて、学生からこの時期に書きかけの原稿が届けられるので、それにコメントして返すからだ。学生からすると、論文を書くのがほとんど初めて […]

2014.11.1 寄り道16 里山の遺産を生かしたコミュニティの可能性

前回に続き、ある本の1章分として書いた草稿です。 高校生・大学生向けに書きました。 里山の遺産を生かしたコミュニティの可能性―持続可能な地域づくりの観点から はじめに 昔話『桃太郎』の冒頭に、「おじい […]

2014.10.1 寄り道15 現代里山考

ある本のために書いた草稿です。 現代の里山について、意味や価値を考えました。 1.自然・文化遺産としての里山 今日、里山は守るべき価値のある自然として、日本社会の中で広く理解されています。しかし、里山 […]

2014.9.1 第57回 『里山・遊休農地を生かす』(野田・守山・高橋・九鬼)

野田公夫・守山弘・高橋佳孝・九鬼康彰『里山・遊休農地を生かす』(農文協、2011年) 本書は、2ヶ月前に取り上げた内山節『共同体の基礎理論』と同様に、 農文協のシリーズ「地域の再生」全21巻のうちの1 […]

2014.8.1 寄り道14 次へと踏み込む

私が勤めている大学はキャンパス内にチャペルがあり、 そこでほぼ毎日、30分のチャペルアワーという礼拝の時間が持たれます。 教職員や学生、ときには学外から牧師の方が、感話を述べます。 私はキリスト者では […]

2014.7.1 第56回 『共同体の基礎理論』(内山節)

内山節『共同体の基礎理論』(農文協、2010年) 先日、勤めている大学の図書館スタッフから、 もうすぐ刊行が始まる『内山節著作集』(農文協)を購入する必要があるかと尋ねられました。 その数日前、この著 […]

2014.6.1 第55回 『富士山は里山である』(中山正典)

中山正典『富士山は里山である』(農文協、2013年) 昨年、富士山が世界文化遺産に登録されたのを契機に、 あらためて脚光を浴びるようになりました。 夏の富士登山はますます人気のようで、 昨年は山小屋の […]

2014.5.1 寄り道13 里山の環境政策に関する個人講義×2

寄り道13 里山の環境政策に関する個人講義×2 今秋を目途に、里山をめぐる環境政策について原稿を書く約束をしているので、 あらためて里山について、きちんと考えてみようと思い立ち、 私が信頼を寄せている […]

2014.4.1 第54回 『ごちそうさん』

『ごちそうさん』(2013年度下半期、NHK連続テレビ小説) 先日、最終回を迎えたNHKの朝ドラ『ごちそうさん』を取り上げます。 私が朝ドラを通しで見たのは、『ちゅらさん』以来2回目です。 『ちゅらさ […]

2014.3.1 第53回 『農業経済学』(荏開津典生)ほか

第54回 『農業経済学』(荏開津典生)ほか 前回に引き続き、今号でも5冊を取り上げます。 平松剛『光の協会―安藤忠雄の現場』(建築資料研究社,2000年) 佐野眞一『あんぽん―孫正義伝』(小学館,20 […]

2014.2.1 第52回 『政治はなぜ嫌われるのか』(コリン・ヘイ)ほか

年末年始は遠出しなかったので、テレビでのスポーツ観戦のほか、 積んでおいた本をいくつか読みました。 ここでは、次回と2回に分けて5冊ずつ取り上げます。 コリン・ヘイ『政治はなぜ嫌われるのか―民主主義の […]

2014.1.1 第51回 『フード左翼とフード右翼』(速水健朗)

速水健朗『フード左翼とフード右翼―食で分断される日本人』(朝日新書、2013年) この本の中身を高く評価しているわけではありません。 内容的には、あまり目新しいものはありませんし、 取材も深く掘り下げ […]

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