09月22日 (土)|第2回よこはま里山レンジャーズをカーリットの森で実施しました

2012年9月22日(土・祝)に、保土ヶ谷区仏向町の”カーリットの森”で「第2回よこはま里山レンジャーズ」の活動が5名のレンジャーズにより行われました。今回の受入団体は”カーリットの森”を守る市民の会です。

相鉄線和田町駅前から出ている「相鉄バス 浜19系統」の終点「新桜ヶ丘団地」バス停で9時30分に集合し、徒歩5分ほどで現地に到着します。その後、「”カーリットの森”を守る市民の会」のみなさんと合流。森の生い立ちや、今の植物の状況、いきものについてなど、お話しを伺いました。会の代表の中村さんは、スズメバチに関する本を何冊も出されている昆虫の専門家なので、地域の自然についてはかなり詳しい方です。
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レンジャーズ隊員、カーリットの森の会員の方それぞれ自己紹介をして、まずはフィールドをぐるっと一周。前日の夜に、かなり雨が降ったこともあり、森は湿っていました。森をめぐりながら、手入れが必要な場所を確認しつつ、相談しながら本日の活動場所を決めました。

N_IMG_8815.jpg 自己紹介と作業説明
慣れない両手鋏やノコギリを持って、いざフィールドへ。
斜面を覆っているアズマネザサ、常緑樹のシロダモ、アオキなどの伐採をします。安全に配慮しつつ、手で持てる程度の細い木を選んで伐採をしました。
女性は主に両手鋏でアズマネザサを刈りました。切り株が残っていると、踏み抜いたりして危ないので、出来るだけ根元から切っていきます。
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アズマネザサの刈り取り
男性は主にノコギリで、シロダモを切っていきます。それほど大きな木ではありませんが、生木を切っていくのはちょっとしたキコリ気分? 参加したHさんは、「達成感ハンパないっす」と気合もバッチリ。

N_IMG_8835.jpg シロダモなど小さな木の伐採
みんなで作業すると早い早い。うっそうとしていた森が、見る見る明るくなっていきます。いわゆる里山と呼ばれる人の手が入った自然は、このように定期的に手入れをすることで、森が活性化します。地面に光が当たるようになると、眠っていた種が発芽したりして、森の生物種が多くなります。
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下草刈り
最後に全員で作業報告。1時間半あまりの作業でしたが、森の初めて入る人も多く、良い機会になりました。最後に、今年からカーリットの森で飼っているミツバチを観察しました。横浜には、こうした豊かな自然が残っている地域もあり、その一端に触れることができました。
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採取されたミツバチの蜜

 

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