06月30日 (金)|はまどまシアター 〈最新〉 2017年7-11月の予定

『 はまどまシアター 〜里山のめぐみと民俗映画を観る会 』郷土映像ラボラトリーとNORAの共催による映画上映会(はまどまシアター)です。
日本の歴史、文化、暮らし、風土を記録した映像の上映会です。それらを追い続けてきた民族文化映像研究所(民映研)の記録映像を中心に上映します。

1950年代末から60年代にかけて、急激な社会の変化の中で、日本列島で脈々と伝えられてきたものが一気に失われていきました。手仕事、ワザ、生活様式、祭り、祈り・・・。
映像に映し出される人々の姿から、今と、これからを生きる私たちは、何をくみ取ることができるのでしょうか。きっと、一人ひとり、違うはずです。お互いが感じたことを話し合ってみるのも、おもしろいと思います。

はまどまシアター上映会スケジュール

原則、毎月第4日曜日、(昼)15時~17時/(夜)18時~20時の2回催します。定員入替制。上映ごとに2作品観ていただけます!!

上映後は懇親会をします。昼の部は茶菓子を、夜の部は夕食を用意します。ぜひ懇談会にもご参加下さい。

※ 8月の上映会は都合により、9/10に行います。9月は2回上映会がございます。

 

日時・内容

7/23(日)

❶『 吐噶喇-七つの島々』1989年57分

九州と奄美大島の間にならぶ吐噶喇列島。それぞれに特徴をもちながら、ひとつの生活圏・文化圏をなす。その生活と文化の記録を通じて、内に伝えられた連帯意識を呼びさまし、未来への手がかりを探る。 (企画 十島村・制作民族文化映像研究所)

❷『 甑島のトシドン』1979年30分

鹿児島県甑島には毎年大晦日に異様な扮装の神トシドンが3才から7才までの子どものいる家を訪れ、1年間の子どもたちの行いを諭しつつ、祝福してまわる。 (企画 甑島トシドン保存会)

9/3(日) ※8月の上映会は、9/3に変更します

❶『 竹の焼畑 』2001年50分
撮影地:鹿児島県十島村悪石島

悪石島の全島を覆う琉球寒山竹は、株立ちで育つ熱帯性の竹で、その旺盛な繁殖力で島の地力を養ってきた。その竹山を焼いて栗を栽培する焼畑・アワヤマは、昭和30年代末に途絶えていた。これはその復元作業の記録である。(企画 鹿児島県立歴史資料センター黎明館・制作 民族文化映像研究所)

9/17(日)

❶「七島正月とシチゲー」1998年42分
撮影地:鹿児島県十島村悪石島

鹿児島県の西南、十島村・吐噶喇の島々では、旧暦の11月から12月にかけて、一月早い正月行事が行われる。

吐噶喇列島の中でも、「神の島」と呼ばれる悪石島では、今でも七島正月とヒチゲーが、旧暦で行われている。

オヤダマ(先祖の魂)を迎え祝福する七島正月(しちとうしょうがつ)。神を敬い、畏れ慎む正月・ヒチゲー。その全容を追い、吐噶喇の人々の深い精神性を明らかにする。

 

10/15(日)※第三日曜日の上映です。

❶「西米良の焼畑」1985年43分

宮崎県西米良村では、山の作小屋を拠点に焼畑をしてきた。その焼畑作業とそれに関わる儀礼を記録。焼畑は自然の生態系と対応した農法であった。

❷「八朔踊りとメンドン」 1983年29分

硫黄島では八朔踊りの行われるときに、異様な形相のメンドンが現れる。踊りの輪を駆け抜け、柴で人々を打って災いを祓う。

11/26(日)

❶「ボゼのでる盆行事」 1983年・38分
撮影地:鹿児島県十島村悪石島

日本には、恐ろしい形相の仮面をかぶり、決まった時に現れる神が多くある。鹿児島県にも仮面訪問神とも云うべきものがある。甑島のトシドン(大晦日)、硫黄島のメンドン(八朔)、そして悪口島のボゼ(盆)が三大仮面と云える。

この作品は悪石島のボゼを取り上げる。また盆行事も多彩なもので、ボゼと合わせ記録した。

旧暦7月7日から17日まで、悪石島では、さまざまな盆行事が行われる。そこに異様な姿をしたボゼが現れ、ボゼマラとよぶ棒で人々を突く。(企画 鹿児島県歴史資料センタ-黎明館・制作 民族文化映像研究所)

 

❷『 奄美のノロのまつり 』1987年・34分

村の神事を司る女性、ノロ。ノロ祭祀は古い琉球の精神文化を如実に示す。年6回行われる、季節の折り目と深く結びついたノロのまつりを、奄美諸島加計呂麻島で記録。(企画 鹿児島県教育委員会・制作 民族文化映像研究所)

 

12/3(日)※第1日曜の上映です。

6月に上映した「まつりと力学」をテーマにした2作品。
好評につきアンコール上映します。

❶『薩摩水からくり』1990年30分(撮影地:鹿児島県知覧町・加世田市)

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鹿児島県知覧町豊玉姫神社と加世田市竹田神社で は、夏祭に水からくりが行われる。水からくりは 大 小の人形を水車の力で 動かすからくり人形。 歯車や 滑車などの仕掛けで人形は複雑に動く。

鹿児島県の他の地方では、夏祭りには太鼓踊りや舞台の手踊りが 行われるが、ここでは水からくりを楽しみ、大事に伝えてきた。(企画 鹿児島県教育委員会・制作民族文化映像研究所)

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❷『川越まつり』1990年49分(撮影地:埼玉県川越市)

裏表紙

埼玉県川越市は農産物の集散地として栄え、江戸との交流が盛んになり、華やかな江戸文化ももたらされた。町衆の熱意と力で支えられ、伝えられてきた川越まつりでは、その江戸文化が花開く。6月、その準備が始まる。(企画 埼玉県教育委員会・制作民族文化映像研究所)

作品紹介の写真:(C)民族文化映像研究所

日 時

 

場 所

はまどま(横浜市南区宿町2-40大和ビル119)
※京浜急行線「南太田」駅から徒歩7分
横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田」駅から徒歩3分

参加費

ご予約2,000円、当日 2,300円(会員・一般共通)

お申込み

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