03月30日 (月)|【延期】里山の恵み・伝統文化に出会う上映会~『竹富島の種子取祭』『埼玉の箕づくり』の2作品
【延期】2020年3月30日 里山の恵み・伝統文化に出会う上映会
【延期のご案内】
本上映会は新型コロナウイルスの状況を鑑み延期させていただきます。新しい日程は決まりましたらご案内いたします。
竹富島の女性が神人を担う神事。ご神饌の器としても用いられる「箕」埼玉の桜箕の作り方、全行程と民俗の記録。2作品を観ます。
観たあとはお楽しみ神奈川野菜のご飯を囲みお話しタイムです。 お早めにご予約くださいね。
<作品の内容>
①「竹富島の種子取祭」(1980年・55分)
八重山諸島にある竹富島では、旧暦9月か10月の戊子(つちのえね)日を中心にした10日間、タナドゥイ・種取祭が行われる。
まつりを前にした節の日。人々は軒にススキをさし、生活用具にシチカズラを巻く。この日は一年の始めの日とされ、司(女の神人)がピーヌカン(火の神)やウタキ(御嶽)、水の神に祈る。
敬虔なつつしみの神事、はじけるような豊作祈願の芸能の全記録。
②「埼玉の箕づくり」(1984年・40分)
箕(み)は「百姓の風呂敷」とも言われるほど、農作業のあらゆる場面に欠かせぬものであった。
秩父山地と関東平野の接点にある埼玉県毛呂山町葛貫では、全国的に珍しい桜の樹皮で作った箕で暮らしをたててきた。その桜箕づくりの全工程と、箕をめぐる民俗の記録。
<作品詳細>
①「竹富島の種子取祭」(1980年・55分)
竹富島には、タニ入り又願イ(二月祭)、スラ穂又願イ(四月祭)、 ユーンカイ(世迎え)、キツガン(結願祭)、タナドゥイ(種子取祭) など数多くのまつりが伝えられている。
五穀豊穣を願い、共同体の繁栄を願い、あるいはまたその成就を感謝する一連のまつりであり、タナドゥイ(種子取祭)は、その中で最も多彩で盛大なまつりである。
この島を含めた沖縄の島々は、かつては苛酷な人頭税時代を経験 し、さらには第二次世界大戦とその後の異民族支配の時代をくぐり抜けてきたところである。が、そういう苛烈な外圧も、神々への敬虔な祈りとともに生きるこの南海の島の人々の精神文化を失わせることはできなかった。
このフィルムは、1979年(昭和54年)秋に行われたタナドゥイ(種子取祭)と、そこに凝縮された人々の熱烈な願いと喜びを記録したものである。
(竹富島民俗芸能保存会委嘱・民族文化映像研究所製作)
スタッフ:製作 姫田忠義 小泉修吉 西原春人/演出・撮影 伊藤碩男 /撮影助手 飯野淳/ナレーション 糸 博
②「埼玉の箕づくり」(1984年・40分)
秩父山地と関東平野の接点にある埼玉県毛呂山(もろやま)町葛貫(つづらぬき)、ここでは桜箕を作って暮らしをたててきた。桜の樹皮と篠竹とを綾模様に織り込んだ箕である。桜の樹皮の繊維は丈夫なので良質の箕になる。全国的には藤蔓の皮で作った箕のほうが多く、桜箕は珍しい。
桜箕作りは、戦前は60軒ほどが携わっていたが、昭和30年代以降農業の機械化とともに衰退し、わずか数人が伝承するだけになった。
桜の樹皮は8月に取る。篠竹は冬、霜が降りる頃に刈り、天日で乾燥させてから、細くさいて弾力のあるヒゴに加工する。その他、藤蔓の皮、楮の皮は春から夏にかけて取り、保存しておく。
完成した箕は主に8月の十五夜の頃に行商して売った。豊作感謝の十五夜に近郷の農家では、箕の上にたくさんの供え物を並べることから十五夜箕とよんだ。正月や小正月にも、箕の上に供え物をした。
林の活用と桜箕の生産は密着した関係にあった。薪炭木を伐ることで再生した若い雑山(雑木林)から、材料にする若い桜の樹皮が円滑に手にはいった。丈夫な桜の皮をふんだんに使った桜箕は、かつては秩父山地を中心に、遠くは東京都や群馬県にまで行商された。
(埼玉県教育委員会委嘱・民族文化映像研究所製作)
スタッフ:制作 姫田忠義 伊藤碩男/演出 柴田昌平/撮影 伊藤碩男/現地録音 吉野奈保子 青原慧水/ナレーション 糸 博
里山の恵み・伝統文化に出会う上映会
☆ ☆ はまどまシアターでは「暮らしの知恵☆昔の日本を楽しもう!」をテーマに、日本各地に古来より伝わる伝統的な生活文化の記録を上映します。(^o^)/
日 時
【延期のご案内】
本上映会は新型コロナウイルスの状況を鑑み延期させていただきます。新しい日程は決まりましたらご案内いたします。
【延期】2020年 3月30日(月) 19:00~21:00(開場18:30)
☆上映後は、神奈川野菜の届けビト三好さん手作り軽食を囲み懇談会を催します。ご都合のよい方は、ご参加下さい。(参加自由)
場 所
はまどま(横浜市南区)
参加費
事前申込み2,000円/当日2,300円
共 催
お申込み
下記より、お申し込みください。
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