03月23日 (金)|2012.3.23 神奈川野菜の食事会 vol.64
今回の神奈川野菜の食事会は、お初のことが色々ありました。
和歌山県高野町富貴・筒香の活性化のために移住して2年になる山田亜紀子さん。地域との交流も深く、生産者との関わりの中でその地域で作られるお米、味噌、大豆を横浜で利用できないか?と食事会の主催者、三好さんに相談がありました。
現在では自家用程度に作っている…と聞きましたが、送っていただいたお米や豆、お味噌は一足先に試食したら…美味しい!これは今回の食事会で神奈川野菜とタッグを組めたら最高の献立になる。さらに今回は富貴と食事会を生でつなげたら、とあることにも挑戦しました。
分けていただいた大豆は、大きいものと小さいものと粒を分け、前日から水に浸し、ゆっくり茹でていきます。その段階から甘い香りが漂ってきます。1つつまむと、甘い香りと豆の風味が広がります。
「黒千石」という小さいサイズの黒豆は、皮が弾けるくらいフライパンで炒ってご飯と一緒に炊き込むといいと聞いていたので、富貴のお米とともにお鍋で炊いてみます。フタを開けると、見事な色に!豆もふっくら炊けています。小さなサイズのおむすびにしました。ちょっとつまんでみると…お米のもっちり感と豆の風味が。これは冷めてももっちり感は変らず、とても美味しい!
味噌はそのままの風味を味わいたいので、深瀬さんのキャベツとレディサラダに付けて食べてもらおう!
そして今回も色々なメニューが並びました。
このちらし寿司ははまどま特製の柿酢で味付けしてあります。煮付けた竹の子やひらたけやにんじん、柿酢+柑橘果汁で〆たかぶとレディさらだ、上に水菜を散らして…しかしこのあと、寿司桶を持ち上げたら!!!バキ!!っという音とともに底が抜けてしまったのです!
意外とこの寿司桶、量が入るんだね~なんて言って、詰め込みすぎました…寿司桶、ごめん。
こちらは最後の〆で作った一皿盛り…け…結構おなかいっぱいなんですけど~と言いつつ、食べていた私…。(写真ぼけていますね;汗)
三好さんが植村直己さんの本を読んで参考にしたという「植村味噌」というのも美味しかった!何に付けても合う。ご飯が進む。野菜もムダにならない…一石三鳥!!
http://patagonia55.net/informations/cooking/miso.html
総勢19名のみなさんにお越しいただいたこの日の食事会。初めてのかたもいらっしゃれば、お久しぶりの方、いつも来てくださるあの方も。今日もたくさん食べていってくださいね!
20時ごろからは、初めての試み、富貴・筒香と食事会の場をスカイプで繋ぎました。自分たちの食べているものを作った生産者の顔が見える!美味しいだけでなく、こんな料理に使ってみたい!今度ぜひ富貴に行ってみたい!和歌山からもぜひ一度こちらにいらしてください!なんてことまで!私もまた富貴に行って、今度は畑を手伝いたいと思っています。
皆さんが帰られて、片付けを終えて…実は…最初によりわけた大きめの大豆を茹でたものお出しするのをすっかり忘れていて!!!その場にいたメンバーでつまんで食べたら…ええ!すごい甘い!美味しい…とみんな手が止まらない!そのまま食べて大正解でした!
手を加えても、素材のままでも、富貴の畑のパワーを感じた食事会でした。
※お米は新谷英一郎さん、黒千石は磯田美代子さん、味噌はつつがわ豆腐食品さん、大豆は畑たがやし部(部長は中垣内啓子さん)のみなさんが作られました!ありがとうございました!
【今回のメニュー】
●富貴・筒香の新谷さんのお米+磯田さんの黒千石のおむすび
●富貴・筒香の畑たがやし部の大豆で作った五目豆、大豆のディップ
●味噌をそのまま味わう!(三浦の深瀬さんのキャベツとレディサラダ)
●里芋の胡麻あえ
●切り干し大根の煮付け
●焼き厚揚げのサラダほうれん草とネギの中華和えのっけ
●ひさしぶりのはまどまロール(具は水菜、長ネギ、さっとゆでたニンジン味噌マヨネーズソース)
●小松菜のおひたし
●かぶの柿酢和え
●植村味噌(野菜の端っこ、皮を細かく切っていため、味噌と唐辛子で和える)
●一皿おかず(野菜みじんぎり餃子、ふろふき大根、たけのことひらたけのさっと煮、茹で菜の花)
●柿酢寿司
(かっちゃん)