09月02日 (木)|2010.10.11 神奈川野菜の食事会 Vol.44
2010年9月2日(木曜日)夜・「はまどま」にて
記録的な猛暑・酷暑・炎暑・・・・。様々に表現された猛烈な夏でした。7月以降、熱中症で救急搬送された人は、全国で53, 843名、搬送直後に死亡した人は167名で過去三年間で最高だった、とのことです。
この暑さに負けないために、しっかり、たっぷり野菜を食べよう!と呼びかけた「~食事会」でした。同時に、みんな夏バテでふらふら。早めに終わらせて睡眠時間を確保しようね、と話し合った「~食事会」になりました。
今年の夏は、かつてなく、保存食を作って,農産物の無駄を減らし、食事会に備えることもできるようになりました。これは、「はまどま」の、厨房を中心とした設備の改修・充実によって、ジャムづくりなどの作業がやり易くなった、ということもあります。NORAの野良仕事・山仕事に加えて、「土間仕事」ができるようになったのです。(※すでに、竹細工で土間仕事が実現しています。)
現在、保存してある食材は、「ノブキの甘酢漬け」「真竹の水煮」「らっきょうの甘酢漬け」「トマトピューレ」「しょうがの甘酢漬け」「みょうがの甘酢漬け」「青紫蘇のしょうゆ漬け」「セロリの甘酢漬け」「干し椎茸」「干しヒラタケ」「かぼちゃピューレ」「ブルーベリージャム」などです。全部が食事会で使えるわけではありませんが、こういうものは、やり始めると次々と試してみたくなるものですね。この秋には「人参ピューレ」にトライしてみようか、と思っています。
神奈川では、秋冬野菜の種まき・定植が忙しくなり、稲刈りもあって、野菜の収穫が激減する「秋の端境期」が8月下旬から11月まで続きます。(20年ほど前には10月下旬には秋野菜が出揃ったものですが、気候変動とともに端境期が長くなっているようです。)そこで、9月の食事会は、「恒例の夏野菜カレー」。今年は、保存した「トマトピューレ」が大活躍でした。
カレーには県内産の豚肉を入れましたが、肉食を避けている仲間もいますので「夏野菜のトマト煮込み」。「かぼちゃのピューレ」を使って、「かぼちゃスープ」も作りました。
「はまどま」の近くには「大岡川」という都市河川が横浜港にながれ出ています。江戸時代に「吉田新田」という干拓事業で現在の横浜港近くまで耕地を広げる以前は、「はまどま」あたりが河口だった時代も。つまり、「はまどま」よりも下流は「運河」状態で、潮の満ち引きで流れが変わります。
この大岡川で、ハゼつりに挑んだのは、「竹細工」の仲間たち。手製の釣り竿でしっかり釣果を上げてくれ、新鮮なハゼの素揚げをいただくことができました。そして、10月の食事会の主役は「ハゼ」にすることにしたのです。
(ゆたぽん)