12月23日 (月)|食べもの通信読者会番外編 vol.1 みつろうで手づくりエコラップ

【食べもの通信読者会 番外編】って・・・?

 

はまどまで先月より始まった「食べもの通信読者会」。
10月号テキスト特集記事〜マイクロプラスチック汚染〜より生活に取り入れられる脱プラアイデアをヒントに今回エコラップをみんなで作ろう!と読者会の「番外編」を打ち立ててみました。
https://nora-yokohama.org/join/?p=14640 (企画内容記事)
参加者は11名。世代もさまざま20代前半〜60代の方までが入り混じったはまどまはいつもに増して活気に満ち笑いや談義の溢れる場でした。

「エコラップ」とは・・・?


今回作ったエコラップには精製された粒状のみつろうを使用しました。
レシピはさまざま、オイルを混ぜ込むものがあったり市販されているものもちらっと見かけるようになりました。
デザインもかわいいのですが海外製がほとんどで手を出すにはちょっと高価なものが多いです。

アイロンでみつろうを布にプレスするだけと簡単に作れて普段の使い捨てラップの代わりになり、おしゃれでエコ・節約のできる優れものです。
天然由来のみつろうは食べものにふれても安心、洗って繰り返し使えます。

ただ難点としてはいくつか。使用できない条件もあるのも事実・・・
例えば、
・魚や肉などには使えない
→熱湯消毒ができないから
・電子レンジには使えない
→熱によってみつろうが溶けてしまうから
・レモンや発酵食品などには使えない
→みつろうは酸に弱いため
・3歳以下の子どもが食べるものは包めない
→蜂蜜によるアレルギー反応を起こしてしまうから

しかし、これらに気をつければ使用してからは1年ほど使うことができるとのことで、みつろうが薄くなってきた箇所に再度付け足しお手入れをしてあげることで長く愛着を持って使えます。
家庭にも地球にもやさしいことを私たちの生活から切り離すことのできない「食」まわりから始めることは小さな積み重ねでものちのち大きな変化を生み出します!

エコラップをつくってみた!

参加者の皆さんには好きな布を持参していただきました。
また、大和ビルの ファイバーリサイクルさんに協力をお願いして手ぶらで参加した人も楽しめるようとても素敵な和柄の布を分けていただきました!

  

参加者も多くアイロン作業も順番待ちが出ることも・・・
スキマ時間に少しでも食べもの通信読者会でふれている内容・社会問題に興味を持ってもらえるようアレンジしてみたところ、興味を持ってくれる人や以前大分の産婦人科で読者会に参加したことがある!という人の声を聞くことができました。

  

作業もひと段落。追加でみつろうを購入して家で作るもあり!
中にはつくったエコラップをお友達にクリスマスプレゼントとしてあげるという方もいました。

そして晩のはまどまごはん!今回はかながわ野菜たっぷりシチューとキノコ炊き込みごはん!
みんな積極的なお手伝いありがとうございました!

  
  

ごはんの時間は農業のお話とはまどまの大改修(若者にとっての居心地の良い場所とは?!)についてアイデアを出し合うとても有意義な場となりました。
今でこそ地産地消というキーワードが広まりましたが、そんな時代が来るまでの厳しい農業のことやなぜ神奈川の農業が素晴らしいのかという三好さんからの熱意こもったお話にはみんなとても聞き入っていました。

  

今後行われるはまどまの大改修ではより「街の中の里山への入り口」というイメージに近づいた姿をどう捉えるかという話し合いをすることもできました。
20〜30代の参加者も多く、子ども達や若い人たちにとっての居心地の良さやはまどまに何をしに来てみたいかなどのアイデアを出すのに盛り上がりました。
今回のようにエコラップを作り持って帰れる、「何かお土産ができる」ということに参加したい人は多いはず!という声が聞けたのは今後の活動に活かせる大きなヒントだったと感じます。

全体を通して番外編、とても面白かったです!
これからも読者会で得た知識やアイデアをお裾分けできる場として「番外編」のワークショップも続けていきたいなと思います。読者会に興味を持ってもらえる人が増えますように!


(完成後のエコラップと一緒に集合写真)

【報告 えもり】

『食べもの通信』読者会 | 報告