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2009.4.1 第5回 釜飯仲間 おこげのお話

月がはまどまを照らしている。 沖縄では、浜辺や森は神を迎える神聖な場所。そこに立つ男女を月は照らし、見守っている。 「はまどま」は「里山の入口」。だが「はまどま」は自然に囲まれてはいない。 それでも築 […]

2009.3.1 第4回 釜飯仲間・おこげのお話

 都会の真ん中に、里山の入り口を作る。 と言って始まった「はまどま」。八ヶ月がたとうとしている。 ある夜のこと。得体の知れない何者かが…現れた。 すだれ干しって、知ってっか?はまどまのすだ […]

2009.2.1 第3回 釜飯仲間・おこげのお話

 雨が降る。雪も舞う。やがて、大地にたっぷりと潤いが満たされるころ、 野山に若い緑が甦る。春が待ち遠しい。だが「はまどま」には、 もう春が差し込んでいる! うりずんのごとに肝心持てば 浮世荒波も糸の上 […]

2009.1.10 第2回 釜飯仲間・おこげのお話

 別れの季節がやって来た。 もう会えなくなってしまうという別れではない。 今までの暮らしから彼が、彼女が、幾人もが旅立とうとしているのだ。 農農農農農   農農農農 農  農  農  農農農農 農   […]

2008.12.1 第1回 釜飯仲間・おこげのお話

《愛しているよ》と100回書き連ねたのは、おじいさんの初恋。 同じ字なんてありゃしない。一文字に込めた思い、一文字に込めた時間が 「愛のあかし」だったっけ。 にんじん、にんじん、にんじん、にんじん、に […]

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