07月13日 (日)|川井の森 7月

連日の真夏日で街はうだるような暑さですが、森の中はひんやり涼しい。
これで蚊がいなければ、最高なのですが…。

午前中の作業は前回までに択伐したスギの太枝・樹皮の処理。
材木として使えない部分はチップにします。

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前回に引き続き登場したチッパーはみるみるうちに太枝を飲み込み、チップにしていきます。

ところでこの強力チッパー、「ベアキャット」?それとも「ベアカット」?

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たまったチップは散策路に敷いたり、苗の雑草よけにしたり。

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フカフカの散策路です。

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材木として使える部分は、樹皮にいる虫が中に入らないように皮むきをしてから乾燥。

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虫が中に入ると、こうなります。象形文字のようですね。

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てこを利用して力を入れずに一人で材木を動かす技に、思わず「なるほど~!」
(写真は適当な乾燥場に転がしているところ)

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七色に輝く(?)スギ発見!  苔のせいでしょうか。

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お昼は焚き火を囲んで、来年以降の計画作りの話し合い。
麦酒と心地良い疲れで睡魔もしのびよります。
誰かが「ハンモックがあるといいね」と。いつか実現したいですね。

石釜スペースのそばでは、「みょうが」と捨てた芋から芽が出たのか「サトイモ」。
「食べれる森」ちゃくちゃくと育ってます。

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午後の作業は2班に分かれて、2年前に植えたクヌギの苗まわりの草刈。
すっかり草に覆われてしまっていましたが、これで陽も入るのでは。

いつも川井の森で思うのですが、
森で素晴らしい事のひとつは
普段の生活では考えないような長いスパンでモノを考えること。

50年前に地主さんが植えた苗。
50年かかって育った樹木。
そして、今森にいる私たち。
今日の作業も50年100年後の森が良くなるためのひとつ。
森に習って、普段もその「ものさし」を持ちたいものです…。
(suzuki 37)

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