06月24日 (月)|里山の恵み・伝統文化に出会う上映会~『武州藍』

『武州藍』1986年・43分・埼玉県羽生市・熊谷市
 【1986年制作44分】撮影地 埼玉県羽生市・熊谷市

江戸時代に始まった武蔵国の藍づくり。藍の栽培から染めまでの伝統技術と習俗の記録。

<作品解説>
職人の技と祈り、3部作の最終年の 記録である。藍は徳島県が大生産地 である。埼玉県では江戸時代後期に 藍作をするようになった。

 元々藍染は山藍という野性の藍を採集して生葉で染めたものである。平安時代には既に こうした染の技術があったはずだが、山藍が大量に採れず、古来の藍の染色法はおこ なわれていない。平安中期、藍は中国から伝来された。蓼藍という栽培品種である。 鎌倉時代になると染布を調として納めさせた記録が残されるようになり、調布の地域は 武蔵の国を中心に、下総、上総、相模、信濃、上野、下野と関東一円に拡がっている。 近世に入って、藍作の記録は見られぬが、木綿の記述が僅かに述べられようになってい く、木綿生産と藍染は深い関係にあるところから、木綿の足どりの影に藍染めかあると 想像するのは容易である。

武州の藍作で文書として残っているのを見ると、天正18年(1590、家康の江戸入府後) 紺屋を組織し役銭を取り立てている記録がある。江戸という大消費地をひかえて、周辺 の農家は藍をつくり、木綿を織り、染めていたことが伺える。 この映画はかつて藍栽培をしていた埼玉県北部の羽生市を中心に、その栽培から染 めまでを記録したものである。(埼玉県教育委員会企画/民族文化映像研究所制作)

 

里山の恵み・伝統文化に出会う上映会

☆ ☆ はまどまシアターでは「暮らしの知恵☆昔の日本を楽しもう!」をテーマに、日本各地に古来より伝わる伝統的な生活文化の記録を上映します。(^o^)/

観る人の人生経験、興味の置きどころに よって、得られる情報、発見、感動も多彩で 日本列島各地の地域に根ざし脈々と受け 継がれてきた人々の暮らしの姿は、今を生きるヒントに溢れています。民族文化映像研究所制作の作品を中心に定期上映しています。

日 時

 2019年 6月24日(月) 19~21時 [夜の部 ]のみ開催。(開場30分前)

・上映会の前は・・> 藁から縄づくり「縄ない」自主練を行います。
・映画上映の後は・・> 神奈川お野菜の軽食を囲み懇親会(参加自由です)

場 所

はまどま(横浜市南区)

参加費

事前申込み2,000円/当日2,300円

共 催

郷土映像ラボラトリー

お申込み

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