06月06日 (土)|2009.6.06 神奈川野菜の食事会 vol.28
6月に入り、キャベツの葉は虫食いに。食事会のために、山の畑まで行って、生産者・Kさんの奥さんが収穫してくださいました。
今日の食材を積んだ車が「はまどま」の前に。はまどまでは、竹の作業が進行中。
「はまどま」1周年(6月1日)を迎えた食事会。はまどま運営委員としては、ちょっと胸に迫った仲間の乾杯のあいさつがあり、普通はこれが「開会」なのだろうけれど、この「食事会」は、いつも準備から始まっている、という感じなのです。
早く到着した人から食事の準備に加わり、初対面でも作業をしながら打ち解けてしまう、「はまどま」には、食べ始めるずっと前から笑顔と歓声が起こることもしばしばです。また、今年からは「食材調達ツアー」と称して関連する生産者を訪ねる企画も始めました。ところが、今回「はまどま」では、昼から風ぐるまづくりの作業。生産者のところでは、食材調達もそこそこに、生産者と一緒に、竹林で竹の枝の切り出し作業をしていたのです。そのわけは…。
NORAでは、開国博Y150ヒルサイドエリア”竹の海原”に7月28日~8月3日に出展します。中心になるのは、「竹林の手入れの間伐材をいかした竹の風ぐるまづくりをとおして『里山とかかわる暮らしを』考えて…」みようと、風ぐるまづくりのワークショップ。昨年の11月から、竹ヒゴに使える真竹を切り出し、幾つもの工程を経て、現在は、風ぐるまの骨組みを編む作業と、支柱の枝を丁寧に切りそろえる作業をしています。
●風ぐるまづくりの様子はこちら
https://nora-yokohama.org/hare/003y150/
今回、早めに着いた人たちには、食事の準備ならぬ、風ぐるまづくりの準備に加わっていただきました。
食事が始まってからは、竹林の様子の写真をプロジェクターに映しながら、風ぐるまづくりを始めた経緯や工程を、Sさんから説明しました。
さらに今回は、竹林の世話をしてくれた生産者の参加を得て、特に「神奈川の酪農」にスポットをあてたお話も聞けたのですが、牛乳料理まで頭も手もまわらず、「飲んでもらうだけでいいんじゃないか?」ということになり、結果的に”原点”に戻って、とことん野菜づくしになりました。しかも、ただただ蒸すだけ、茹でるだけ。食べる時に必要なら味を付けてもらうだけ!(そして、牛乳は出し忘れてしまいました。お粗末。)
2006年12月に第1回を始めた神奈川野菜の食事会。お休みの月もありますが、コツコツ重ねて28回です。神奈川の、身近な生産者がおいしい野菜を作っていることを知って欲しい、とにかく食べていただきたい、の一心から、当初はNORAによく集まる…主にはNORAの事務所のある大和ビルの住人と、専従事務局相手の試食会、兼炊き出しでした。一人暮らしの「男性の料理教室」なんていう理由づけもありましたが、教えるはずの私がさっぱりで、指導力のなさを「技は盗め、見て覚えろ!」式の古典型でごまかしていましたから、これはうやむやになりました。
いままで続いてきたのは、なにより野菜がおいしいからだと思います。「人生でこんなにたくさん、野菜だけ食べたことはない…。」と参加者が感嘆の声を上げることも珍しくないほど。そんな「おいしい野菜づくし」が、この食事会のなによりの特徴です。
完熟枝豆を伊勢原の生産者から提供していただき、赤玉ねぎ・ニンジン・きゅうり・甘夏とあわせたサラダに。レモン果汁を絞ってあります。
小さな玉ねぎを丸ごと蒸しました。ソラマメもキャベツも蒸しただけです。
今回も、5名の初参加がありました。この食事会は、顔の見える関係を大切に、会員と会員紹介の皆さんの参加で行っています。
(ゆたぽん)