2011年 11月

2011.11.1
月いち言伝

民家の庭先で、鮮やかな黄色のツワブキの花が
咲き始めました。
柿の実も葉も色づき、野良の路では
薄むらさき色のノギクの花が揺れています。

晩秋の彩りは、やがて黄色、茶色へ変化していく
風景の中に溶け合っています。
冬の眠りにつく前の小春日和の優しさに、
ほっとココロがなごみます。

最近、里を歩くと「目につく」大きな花。
・・皇帝ダリア。
2mを超え、大輪の、ピンクの、造花のような姿。
流行りであちこち植栽されているようですが、
「里の秋」を口ずさむ気分にはなれないのです。

皆さんは、この花と出会った時、
どのように感じるでしょうか。

(ヨシタケミホコ)