Timberize Tokyo 「都市の木造建築展」

2009.12.25
ひねもす里山/NORA雑感

今日は、駒場の東京大学生産技術研究所で開催されていた
「都市の木造建築展」へ行ってきました。
この展覧会は、友人の建築家が参加している「timberize tokyo」
(「木」の可能性を探る建築家・技術者集団)が主催したものです。

日本には、現存する世界最古の木造建築群の法隆寺に見られるように、
古代から高層の木造建築を作ってきた歴史があります。
しかし、戦後、防火・耐震の観点から、規模の大きい木造建築は難しくなり、
特に都市では不可能になりました。
2000年、建築基準法が改正されて、
木造の耐火建築物が建てられるようになりました。
現在、構造解析の進歩、耐火部材の開発、素材の革新によって、
大規模な木造建築を都市に建設することが現実味を帯びているようです。

今回の展覧会では、表参道周辺に7つの木造建築プロジェクトを計画し、
図面と1/50の模型が展示されていました。
小さな試みかもしれませんが、こうした取り組みをきっかけとして、
木造からRCへという都市建築の流れが、
RCから木造へと逆流していくことを望みます。

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ひねもす里山/NORA雑感