10月15日 (日)|はまどまミニシアター『 西米良の焼畑 』(宮崎県)『 八朔踊りとメンドン 』(鹿児島県硫黄島)
はまどまミニシアターは、原則第4日曜日、日本各地に古来より伝わる伝統的な生活文化の記録を上映します。映画を観たあとは、参加の皆さんとテーブルを囲み懇親会。* * 神奈川産・個性派野菜の手作りスーイツか食事が付きますよー (^-^) * *
1970年代から2000年にかけて記録された民族文化映像研究所の貴重な映像を中心に上映します。地域風土の自然を巧みに利用する古い習俗や手仕事、受け継いでいる人々の思いが丁寧に記録されています。
10月15日(日) 上映作品
❶ 『 西米良の焼畑 』1985年43分 撮影地:宮崎県児湯郡西米良村
** 予告編があります。こちらの民映研FBページを参照ください。
宮崎県西米良村では、山の作小屋を拠点に焼畑をしてきた。その焼畑作業とそれに関わる儀礼を記録。焼畑は自然の生態系と対応した農法であった。
昭和30年代まで日本の各地で行われていた焼畑は、基層文化を考える上で重要な役割を担っている。わが国では焼畑耕作がなくなって久しく、その実体を知る上での映像資料は極く限られている。このフイルムは焼畑技術を中心にして、その生産背景に人びとが何を願い、何をもって生き続けられたかを探るものである。(企画 宮崎県西米良村教育委員会/制作 民族文化映像研究所)
❷ 『 八朔踊りとメンドン 』1983年29分 撮影地:鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島
鹿児島県三島村硫黄島には、旧暦八月一日、八朔の日に、八朔踊りが行われる。この行事には、特異なものとして、メンドンと呼ばれる異様な形相の面が登場。踊りの輪を駆け抜け、柴で人々を打ち、村中を廻り、村中の災厄を集め、浜から海へ追い出し、村と村人の息災を祈るのである。
メンドンは同じ鹿児島県・悪石島のボゼと共に、その形や意味の上で民俗学的に非常に興味深いものである。このフィルムは行事の準備から全てを記録したもの。
・・・旧暦八月一日、八朔の日を控えて、村では十四歳以上の青年達が、庄屋に集まり八朔踊りの練習を始める。
硫黄権現の境内では、今年十四歳の男の子を持つ親が、メンドンの面を作る。
老人達は、細長い竹に五色の紙を付けた天旗と言う踊り手の背負い物や鉦打ちの被る花笠等を作る。
そして、前日、青年達の手で、神社の境内や村の道々を整備して、準備は完了する。(企画 鹿児島県歴史資料センタ-黎明館/制作 民族文化映像研究所)
作品紹介phpto(C)民族文化映像研究所
日 時
2017年10月15日(日) 15時/18時~上映(各回入替え制・開場30分前)
【昼の部】14:30開場・15時上映開始~17:00終了
上映後、懇談会を催します。(お菓子付)
【夜の部】17:30開場・18時上映開始~20:00終了
上映後、懇談会を催します。(夕食付)
場 所
はまどま(横浜市南区)
参加費
前売2,000円 当日2,300円(一般、会員共通)
共 催
お申込み
下記より、参加の回を明記のうえ、お申し込みください。
◎申し込みフォーム:
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