12月25日 (日)|はまどまシアター『イヨマンテ – 熊おくり』
日本の文化・生活・風土を記録した映像を上映する会です。
映画を観たあとは、参加の皆さんとテーブルを囲みトークタイム。
* * 神奈川産・個性派野菜の手作りスーイツか食事が付きます * *
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「イヨマンテ」、 言葉そのものの意味はイ(それを)オマンテ(返す)。
内 容
上映作品
「イヨマンテ – 熊おくり-」(1977年作品・103分・ 撮影地 北海道沙流郡平取町二風谷)
・・・ 「イヨマンテ」、 言葉そのものの意味はイ(それを)オマンテ(返す)・・・
熊送りのまつりの場合のイ(それ)は、熊の魂を意味し、オマンテ(返す)は、その熊の魂を神の国に送り返すということを意味する。1977年3月上旬、北海道沙流郡平取町二風谷で行われたアイヌのイヨマンテの記録。準備作業と3日間行われたイヨマンテそのものを収録。
日 時
2016年12月25日(日) 14:30~上映、16:15〜トーク/18:00~上映、19:45〜トーク
【昼の部】午後2時開場・午後2時30分上映開始~午後4時15分終了
上映後、懇談会を催します。(お茶・お菓子付)~午後5時30分閉会
【夜の部】午後5時30分開場・午後6時上映開始~午後7時45分終了
上映後、懇談会を催します。(夕食付)~午後9時閉会
場 所
はまどま(横浜市南区)
参加費
2,000円(一般、会員共通)
共 催
上映作品の詳細
①「イヨマンテー熊おくりー」(1977年作品・103分・撮影地 北海道沙流郡平取町二風谷)
1977年3月上旬、北海道沙流郡平取町二風谷で行われたアイヌのイヨマンテの記録。第一部と第二部に分かれ、第一部は2月25日から3月2日にかけて行われたイヨマンテの準備作業を収録。第二部は3月3日から5日にか けての3日間行われたイヨマンテそのものを収録。
イヨマンテとはイ(それを)・オマンテ(返す)という意味で、熊の魂を神の国へ送り返すまつりをいう。アイヌ民族にとって、熊は重要な狩猟対象であるとともに神であり、親しみと畏敬の対象であった。熊は神の国から、毛皮の着物を着、肉の食べ物を背負い、胆(い)という万病の薬を持って、アイヌつまり人間の世界へ来てくれる。そのお礼に人間界のお土産を持たせ、また来てくださいと送り返すのだとアイヌは言う。
このイヨマンテの指導にあたったのは二風谷アイヌ民族資料館の萱野茂さん。「本物のイヨマンテを覚えておきたい」というアイヌの青年たちの熱意に支えられて、まつりは実現した。
準備。山から材料の木や草を集めて、祭祀道具を作る。酒やまつりの食べ物を作る。
イヨマンテが始まる。熊は檻から出され、ヌササン(祭壇)の前に連れていかれる。花矢が次々に射られ、最後に矢が射られる。その前でニヌムッチャリ(クルミと干魚を撒く)をする。アイヌの村は豊かで楽しい所だと神の国に言づけてもらいたいという願いが込められている。またアイヌペウレプ(人が熊の役をして遊ぶ)や網引きをして、豊猟を祈る。
(民族映像研究所・作品解説より抜粋)
■今後の上映作品と上映日程
2017年1月・2月は、奥三面(1)・(2)を10名以上の予約で上映します。
お申込み
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