10月26日 (土)|ヤマアカガエルが早春に産卵する湿地が台風の被害でピンチですin 瀬上市民の森
横浜南部の円海山周辺は横浜最大の緑地であり、その一角を占める瀬上市民の森一帯は、横浜の原風景の里山景観「谷戸」の中にあります。瀬上市民の森のシンボル「瀬上池」を中心に、樹林地、竹林、小川、湿地、谷戸田などがモザイクのように多様な環境をつくり、その環境の中で、横浜の在来の生きものがたくさんくらしています。この森は、地権者、行政、市民団体「瀬上さとやまもりの会」の3者が、共通の目標である保全管理計画や瀬上市民の森憲章に基づいて保全管理を行っています。
今回の活動場所は谷戸の湿地です。この湿地は、円海山緑地でも最大規模のヤマアカガエルの産卵場所です。ヤマアカガエルは谷戸を代表する生きものの一つで、いつもは樹林地でくらしていますが、1月から3月にかけての産卵の時期だけ水辺にやってきます。そのため豊かな樹林と適度な深さの水辺がつながっている環境が必要です。ここでは毎年レンジャーズの皆さんにヨシ刈りを手伝っていただくことで卵の産みやすい水辺を整えてきました。
ところが9月上旬の台風15号とその前の横浜南部の大雨は瀬上市民の森にも大きな被害を与え、土砂崩れや多くの倒木があり、この湿地も大半が上流からの砂で埋まってしまいました。このままでは例年のような産卵は期待できません。カエルたちがまた来春もこの水辺にもどって来てくれるよう、ヨシ刈と砂上げによる水路の再生を進めていくことが急務です。多くの方のご参加をお待ちしています。
レンジャーズの活動でヤマアカガエルが来年も水辺にもどって来てくれるように、産卵地を復元・再生しましょう
~ミッション詳細~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■場所:瀬上市民の森(横浜市栄区)
■定員 : 20名
■日時:10月26日(土) 9:20~12:30
■作業
・湿地の水路の泥上げと補修
・ヨシ原の草刈り(手刈り)
・オプション(希望者は午後の活動として谷戸田の荒起こしも体験できます)
※作業は状況によって変わることもあります。
■装備
・ゴム長靴(浅い水辺に入ります)
・寒暖を調整できる汚れてよい作業着
・帽子
・着替え(必要な方。女性用に簡易な更衣コーナーを作ります)
・軍手(出来ればビニールのイボつき)、ゴム手袋
・タオル
・飲み物(現地に自販機や売店は完全になし)
・昼食(必要な方、みんなで食べましょう)
■現地団体
「瀬上さとやまもりの会」さん
http://segami-satoyama.sakura.ne.jp/index.html
参加の流れ
参加を希望される方は、先ずレンジャーズ(ボランティア)登録してください。活動募集案内メールが不定期で届きますので、希望する活動日のメールに返信して参加申し込みをします。
参加にはレンジャーズの登録が必要です。詳しくは【こちら】をご覧ください
多くの方のご参加をお待ちしています。