里山と暮らしをつなぐメールマガジン第8号

2009.1.1
里山と暮らしをつなぐメルマガ

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□■  里山と暮らしをつなぐメールマガジン
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第8号 2009年1月10日発行
特定非営利活動法人よこはま里山研究所(NORA)
https://nora-yokohama.org/
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<転送歓迎>

よこはま里山研究所です。

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

昨年は新体制をスタートさせ、
NORAの内側を充実させました。

今年は外側にNORAの輪を広げるよう
より多くの方々を巻き込みたいと思っています。

<<もくじ>>

◆NORAプロジェクト
01 1/12(月祝) 神奈川野菜を使った料理教室
02 1/25(日) NORAの山仕事
03 1/31(土) 野を描く
04 2/5(木) 第24回神奈川野菜の食事会<イノシシ料理>
05 NORAの野良仕事

◆NORAからのお知らせ
06 刃物研ぎ実演 1月はお休みします
07 毎週火曜日夕方はNORA野菜市 in はまどま
08 1/17(土) マール野菜市

◆NORAのコラム
09 雨の日も里山三昧~NORAお勧めの本と映像 <第4回>
倉本宣・内城道興『雑木林をつくる(新訂版)』
10 いしだのおじさんの田園都市生活 <第4回>
40,000 m2の夢
11 釜飯仲間・おこげのお話<第2回>

◆里山関連ニュース&イベント
12 横浜、神奈川でのイベント
13 その他地域でのイベント
14 よこはま+里山についてのニュース

◆NORAプロジェクト ——————————————-

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┃01 1/12(月祝) 神奈川野菜を使った料理教室
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1月は「季節の野菜を使った 今日の夕飯なぁーに?」
今回は初試み。神奈川の野菜の顔を見てから、さぁなに作ろう。
と考えるところから始めます。

これが出来る、これを作りたい。と言うリクエストもOKです。
テーブルの野菜を前に、普段の夕食を作るイメージで
やってみようと思います。さて、どんなメニューが飛び出すか

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日時 :1月12日(月祝) 10:30~14:30
場所 :はまどま
参加費:一般:2500円、NORA会員:2000円
(材料、ワンドリンク付き)
持ち物:エプロン、筆記用具、手拭きタオル

◎お申し込み
E-mail:satoyamairiguchi@yutrip.jp
電話 :045-243-1359(埋橋)

※ 次回は2月23日(月)の予定です

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┃02 1/25(日) NORAの山仕事
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この季節は森での作業も本格化しています。

作業をしたい方は間伐・除伐を、
森で時間を過ごしたい方は、石窯でピザやパンを焼くなど、
かかわり方は人それぞれです。

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日時:1月25日(日) 10:00~15:00時
内容:森の手入れ、間伐、製材、つる細工、石窯料理など
場所:川井緑地(横浜市旭区下川井)
主催:NORAの山仕事プロジェクト
https://nora-yokohama.org/yama/yamashigoto/

◎お申し込み
E-mail:nora-y@estate.ocn.ne.jp
締切 :活動日の3日前までにお知らせ下さい

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┃03 1/31(土) 野を描く
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2009年になり、そろそろ1ヶ月のこの日…
草花はどんな姿をしているでしょうか?
まだまだ花々しさはないかもしれませんが、
そんな姿を描いてみませんか?

草花に加えて、時間があれば
文字との組み合わせの表現も考えています。

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日時 :1月31日(土)10:00~12:30頃まで
場所 :はまどま
参加費:NORA会員:1500円 一般:2000円
(ワンドリンク付き)
持ち物:古新聞5~6枚(ちょっと多めで)、
筆を洗うための容器
(豆腐のパックやプリンカップなど、なんでもOK)
作品を持ち帰る袋等
その他の絵の具等の材料はこちらでご用意いたします。
講師 :勝野真美
主催 :はまどまプロジェクト
https://nora-yokohama.org/mura/hamadoma/

「野を描く」前回の様子
https://nora-yokohama.org/mura/archives/2008/12/10-0954.html

◎お申し込み
お名前、メールアドレスを明記の上、下記まで。
E-mail:satoyamairiguchi@yutrip.jp
締切 :1月29日(木)

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┃04 2/5(木) 第24回神奈川野菜の食事会<イノシシ料理>
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神奈川野菜&神奈川の水産・畜産・その他神奈川の食材を!

神奈川の気候風土と生産者の心に育まれた四季折々の農産物を
充分に味わう『神奈川野菜の食事会』。
2009年は更に神奈川の豊かな食材の数々を加え、
その食材調達ツアーも併せて企画します。
平日の昼間ですが、休暇を取っても参加したくなる!?

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日時:(1)2月4日(水)、(2)2月5日(木)
場所:はまどま
内容:
(1)【食材調達ツアー】 2月4日(水)
※各食材の生産者を訪ね、その食材の背景を知り、
食事会に反映させたいと思います。
全国的に深刻なケモノによる農産物の被害は
神奈川県も例外ではありません。

一方ハンターは高齢化し若手は育たず…
今回はその実態を知るために、
直接狩猟に携わる方のお話を伺い、
イノシシ料理のコツを教わる予定です。
他にも小田原市下曽我の柏木圭介さん宅他を予定。
詳しい内容が決定次第、お知らせします。

(2)【神奈川野菜の食事会】 2月5日(木) 17:00~22:00
<第1部>19:30~20:00頃食べ始め
(17:00頃から食事作りを始めています。
早く来られる方は準備の応援をお願いします)
<第2部>20:45ごろから「はまどま一座」の朗読
<第3部>自己紹介を兼ねて皆さんからのアピールタイム。
日ごろの活動、イベントなどのホットな情報交換を。
~22:00閉会

参加費:NORA会員・会員紹介の方 1,000円 (お酒類は実費別途)
持ち物:可能な方はマイ食器、マイ箸持参・持ち帰り用の容器

◎お申込み
「2月5日(木) 神奈川野菜の食事会(担当:勝野)」宛に、
お名前、メールアドレスをお知らせください。
(2月4日のツアー参加希望の方も併せて明記してください!)
E-mail:satoyamairiguchi@yutrip.jp まで。

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┃05 NORAの野良仕事
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NORAの野良仕事は内容を調整しています。
決まりましたらホームページでお知らせします。

https://nora-yokohama.org/
◆NORAからのお知らせ——————————————

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┃06 刃物研ぎ実演 1月はお休みします
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研ぎの実演は1月はお休みとさせていただきます。
次回は2月3日(火)です

はまどま右隣の「こだま舎」で
事前にお預かり致しますのでご利用下さい。

はまどま
https://nora-yokohama.org/noratoha/map.html

うずさんのブログ
http://uzuhashi.blog94.fc2.com/

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┃07 毎週火曜日夕方は NORA野菜市 in はまどま
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祭日・雨天も開催します。
場所:南区宿町2-40大和ビル中庭
時間:17:00~19:00

毎週火曜日(17時~19時)に、はまどまのある大和ビルの中庭で、
NORA野菜市を開催しています。土作りにこだわった生産者限定で、
神奈川県産の農産物の野菜市です。

神奈川で取れた生産者が明らかな野菜を、神奈川で食べる…
その大切さやおいしさをみんなで味わいたい!
それが私たちの食を守っていくことにつながるのです。

■1月の主なおすすめ農産物
三浦大根・青首大根・レディサラダ・秋じゃが芋・ニンジン・里芋
かぶ・聖護院大根・長葱・湘南ネギ・白菜・キャベツ・小松菜
ほうれん草・ブロッコリー・カリフラワー・ターツァイ・ちんげん菜
みかん・ぽんかん・レモン・キウイフルーツ・神奈川のお米
洗い胡麻(注文)・小田原の梅干し・梅林漬・秋ウコン(注文)
ブルーベリージャム・レモンマーマレード・カリンジャム
切り餅(不定期)・こんにゃく(不定期)

はまどま
https://nora-yokohama.org/noratoha/map.html

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┃08 1/17(土) マール野菜市
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南区内で開かれている野菜市…睦町、堀ノ内、フォーラム南太田、
NORA野菜市に加えて、新たに神奈川産野菜の「朝市」を
月に一度(第3土曜日)開催!
店内ではマール特製のスープとパンとサラダの温か~いモーニングを!
いつもの野菜市とちょっぴり違う雰囲気が漂う「朝市」に
ぜひお越しください。

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日時:1月17日(土) 9:00~11:00(雨天・荒天中止)
場所:イタリアンレストラン「Marc(マール)」店頭
(横浜市南区宮元町1-17-8-101)
※市営地下鉄吉野町3番出口から徒歩4分、
京急南太田か駅から徒歩7分。鎌倉街道沿い。

内容:神奈川産農産物の販売

●第1回野菜市の様子
http://yaplog.jp/marccane/archive/260
●Marc(マール)のホームページ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~marccane/

◆NORAのコラム————————————————

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┃09 雨の日も里山三昧~NORAお勧めの本と映像 <第4回>
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●倉本宣・内城道興『雑木林をつくる(新訂版)』(百水社、1998年)

前回のコラムでは、重松敏則『市民による里山の保全・管理』と出会い、
市民による里山保全に興味を持ったきっかけについて書きました。
その流れから今回も、私の生き方に強く影響を与えた本を取り上げます。

私が民間の会社を退職して大学院修士課程に入ったときには、
すでに市民による里山保全を研究テーマとすることを決めていました。
そこで、入学後しばらくして大学院の生活に慣れた頃から、
4つの市民団体(世田谷区1、町田市2、横浜市1)に入会し、
休日と授業のない平日はできるだけ保全活動に参加しました。
参与観察と呼ばれる調査方法に相当するのでしょうが、
観察していると参与できなくなるので、観察よりも参与に比重を置き、
1人の会員として認められるために懸命に活動しました。
入会したときに市民団体の方から聞かれたのは、
ゼミのために、卒論のためにと学生たちがやって来て、
アンケートやインタビューをお願いされるけれど、
何もメリットがないという不満の声でした。
自分は、そうした学生と同じになりたくないと強く思っていたのです。

平日に活動する団体は、退職者や主婦によって会員が構成されており、
私のような若者はただ1人でした。
うまくなじめるかどうか不安でしたが、
明るく気軽に声を掛けてくださる会員の方に導かれて、
若者に求められる仕事、たとえば、重いものを運んだり、
パソコンで作業したり、余った食べ物を平らげたりしながら、
どうにか団体の隅っこに居場所を見つけられるようになりました。

一方、休日に活動する団体には、退職者と主婦に加えて会社勤めの方も多く、
親子そろって参加する方や、ときどき学生も顔を出すなど、
さまざまな方が集まっていて、溶け込みやすい雰囲気でした。
私はけっして社交的なタイプではありませんが、
それでも、その活動場所へ行くと気持ちが自然と明るくなりました。
いや、明るいというより 風通しが良くて清々しい、気持ちいいというような、
これまで経験したことのない不思議なゆるい力、
逆説的ですが、人びとを脱力させる力が、その場にはありました。
金子みすずの「みんな違って みんないい」を知る前に、
私はその意味を、市民が集う里山で理解したように思います。

これは、ただ多様な人が集まっているから醸し出されるものではなく、
里山には、そうした力が備わっているのです。
私がそのように確信したのは、『雑木林をつくる』を読んだ時でした。
この本は、現在、明治大学で教鞭を執られている倉本先生が、
都立桜ヶ丘公園で雑木林ボランティアのコーディネーターを
していたときの経験から書かれたものです。
副題に「人の手と自然の対話・里山作業入門」とあるように、
実際に雑木林に手を入れる方法が丁寧に解説されており、
里山保全NPOに参加する市民にとって打って付けの本だと思います。
しかし、この本の価値がその点だけにあるのならば、
あえて長い前置きとともに紹介する必要はありません。

この本には、今の私が里山について考えるときに念頭に置いている
2つのキーワードが書かれていました。
1つは、「やって、見て、考える」。
これは、保全生態学で言う順応的管理を分かりやすく表現したもので、
環境マネジメントで言うPDCA(Plan, Do, Check, Action)なども含む
とても奥の深い言葉だと思います。
もちろん、倉本先生によるオリジナルな言葉ですが、
私は都立桜ヶ丘公園という場が産んだ言葉だと捉えています。
(場が優れた言葉を、優れた思想を創り出すことについては、
別の機会に書きたいと思っています。)

もう1つは、雑木林ボランティアの内沼昌子さんという方が書いた
「雑木林の万華鏡的世界」。
今回のコラムでは、こちらのキーワードが重要です。
内沼さんは、雑木林のササを刈っていたら、
ササを原料にした紙(笹紙)に関心を持ち、
つぎに和紙への興味から竹紙へと関心が拡がり、
そして地域に伝わる竹細工(目籠)、さらには地域の歴史や文化へと
次々に興味関心が繋がりながら広がっていったそうです。
そのネットワークを一枚の絵に描いたのが、「雑木林の万華鏡的世界」です。

私は、その図を見た瞬間に、そこに込められている意味を理解しました。
なぜ、内沼さんがその図を書きたくなったのか、
倉本先生がその図を本の中で紹介したかったのかを理解しました。
私もまた、活動に参加していた里山において、
そうした万華鏡的世界が広がっていることに驚いていたからです。

里山には、田んぼ、畑、雑木林、小川などがあるので、
田んぼや畑での農作業と収穫を楽しんでいる人、
雑木林の間伐や下草刈りに汗を流すのが好きな人、
小川を適当に清掃してホタルが現れるのを心待ちににしている人、
寒空のもとで震えながら酒を飲み、炭焼きするのが堪らないという人など、
それぞれの興味関心に応じて関わることができます。
里山のさまざまな生き物を絵に描いたり、写真に撮ったり、
手入れをするための農作業や山仕事の道具に凝ったり、
蔓や竹で見事な細工物を作ったりと、人それぞれ個性が表れます。
私が市民団体で活動を始めて知り、心を揺さぶられたのは、
こうした関わり方を許容する里山の豊かさでした。

里山は生物多様性が高いから守るべきであると言われます。
里山には人が自然とかかわるための深い知恵と技が、
豊かな文化遺産があるから残すべきであると言われます。
まったく、その通りでしょう。
しかし、私が経験から学んだのは、
人びとが自由に個性豊かに共生できる場としても
里山は大変重要であるということです。

修士論文では、里山に関わるボランティアの方が、
どういう経緯で市民団体に入り、
どんな点に惹かれて活動しているのかを、
参与観察と約50人の方へのインタビューの結果からまとめました。
書き終えた論文を倉本先生に差しあげたところ、
好意的に評価していただきました。
その後も、人も自然も共に多様に生きられないかと考え、
模索し続けてこられたのは、このときに評価していただいたお陰です。
このように、この本は私の生き方に決定的な影響を与えたのでした。

(松村正治)

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┃10 いしだのおじさんの田園都市生活 <第4回>
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●40,000 m2の夢

不肖私が会長を務める「な~に谷っ戸ん田の会」(注1)が
新たなステップへ動いた。
「農のある地域づくり協定」(注2)に調印したのだ。
谷戸で最大の面積を所有されている地権者さんと調印できた。
今までの活動を評価していただけた、と、いい意味で自負しよう。

横浜市の支援するこの協定(こちらが横浜市を支援しているのかも?)
今回のその対象エリアは、農地と山林を合わせて約40,000m2。
なにもそんな大風呂敷を広げることもないのだが、
横浜市の担当者が南の活動と張り合って「市内最大」となった。

そのなかでの最大のテーマは里山の「保全・活用・維持」だ。
「」の中はお役所言葉だが、要は農作業と雑木林の整備をやっていこう、だ。
例えば、竹のはびこって荒れている竹林の竹を間引いて
気持ちのいい竹林をつくり出そう。
という、崇高な目標の活動・・・
そして、竹の子をご馳走になる、という「おいしー!」に直結する活動・・・

去年の春も、少しばかり竹を間引きながら竹の子を掘った。
そのとき、かなりコーフンしていた「はま農楽(注3)マドンナ直子さん」から、
忘年会の席で質問された。
「竹林の整備ってどうするんですか?」
「竹を間引いて、炭焼きするか、暗渠に埋めたり、
あと、チッパーがあればバリバリやって、
竹粉の肥料ってぇのもあるらしいですよ。
ううん、チッパー欲しいなぁ・・・」

すると、数日後、40,000m2の近くでチッパーのバリバリが
聞こえるではないか。
我が社グリーン(注4)が霊園の管理を頼まれているお寺さん(注5)だ。
住職以下数人が、我が社が清掃をしている頭の上でバリバリやっていた。
のぞきに行くと、「ちょっとやってみますか?」とチッパーを使わせてくれた。
「この里山こそ、地域の宝です。みなが集える場をつくりましょう」と住職。
某T建設から山を買い戻したそうだ。
「この辺がきれいになったらHさんの山も整備したい」と、
40,000m2に近づいて来る。
「石田さんたちの力も是非貸してください」と、住職。
グリーンのことを言っているのか、な~に谷っ戸ん田の会のことを
言っているのか???
いや、両方だろう。
楽しくなってきた。

注1 な~に谷っ戸ん田
http://www.yattonda.com/
市民が本格的耕作を楽しみながら自給に向かう画期的活動。
その場所が素晴らしい。

注2 農のある地域づくり協定事業
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/etc/shingikai/nannou/sw-tayo55-i.html
このページの説明ではわかりにくいかも・・・
詳細は活動に参加すればよくわかるでしょう。

注3 はま農楽
http://www18.ocn.ne.jp/~hamanora/index_hamanora.html
市民農業大学校OBOGによる、援農集団。パワフル中高年多し。
最近は若者も増えている。

注4 グリーン
ホームページ http://home.catv.ne.jp/dd/green/
菜園ブログ  http://greenykhm.spaces.live.com/
石田のおじさんの本業 社会福祉法人グリーン

注5 徳恩寺
http://www.tokuonji.jp/
地域活動に熱心なお寺。震災被害などの支援にも力を入れていて、
被災地では有名。

(石田周一)

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┃11 釜飯仲間・おこげのお話<第2回>
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別れの季節がやって来た。
もう会えなくなってしまうという別れではない。
今までの暮らしから彼が、彼女が、幾人もが旅立とうとしているのだ。

農農農農農   農農農農
農  農  農  農農農農
農  農  農      農
農  農  農      農
農農  農   農農農農

昨年暮れ、神奈川野菜の食事会に集った14名
(うち3分の1は初参加。平均年齢30そこそこ)の自己紹介では、
期せずして各々の「農」への関心の高さが表明された。
それは憧れというものではなく、具体的に畑仕事のできる田舎暮らしを求め、
農のある生活を始めようとするものだった。

O君とT君は農耕をし、田舎暮らしをしていくことに決めた。
H君も農業関係の職を求めると言う。
Tちゃんはヨーロッパの農家にホームステイして、
1年以上は日本を離れるつもりらしい。
MさんもKさんも、今年はより農に近い暮らしを始めたくて、
今の仕事を替えるつもりだ。
Aさんはマスコミ関係に勤めながら農業の情報を集め、
将来は自ら育てた作物や県内農家の作物の流通をしたい、
すでに畑を借りて作物づくりを始めているという。

2009年1月1日。日本農業新聞の1面トップは

「大量失業時代。農が支え」

とあった。
(おもろ童子)

■手書き、手渡しの『釜飯仲間』■
夜な夜な飯を食いながら朗読を聞く「ミッドナイトシアター」(週1~)や、
「神奈川野菜の食事会」(月1回)のお知らせ、
はまどまに集う仲間の生の声が読める『釜飯仲間』を読んでみませんか?

1号分は80円切手2枚。購読したい分の切手をを同封の上、
住所・氏名・メールアドレスを書いて以下までお送りください。

〒232-0017横浜市南区宿町2-40大和ビル119
よこはま里山研究所内「はまどま」釜飯仲間読みたい宛

前号はこんな感じでした
https://nora-yokohama.org/mura/archives/2008/12/13-1754.html

◆里山関連ニュース&イベント————————————

里山関連のニュースや各地でのイベント情報をお知らせします。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃12 横浜、神奈川でのイベント
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇1/25 第2回相模湾海辺の環境学習フォーラム
http://cgi.pref.kanagawa.jp/contents/oshirase/article_sea.php?anum=9398

◇1/25 自然保護講座「森林のもつ水質保全機能について」
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kankyokeikaku/ecobox/event/2009/200901.html#SEC25b

◇2/1 いきものみっけ~100万人の温暖化しらべ~
シンポジウム『かながわのいきもの「いま・むかし」』
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kankyokeikaku/ecobox/event/2009/200902.html#SEC01a

◇2/7 シンポジウム「瀬上、谷戸の生きものと外来種」
http://ameblo.jp/segami-ps/entry-10178708899.html
(NORAは後援団体になっており、
主任研究員の吉武がコーディネーターを務めます)

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃13 その他地域でのイベント
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇1/14, 21, 2/4 ニッセイ緑の環境講座『森林環境教育と環境』
http://www.jeef.or.jp/nissay/

◇1/17 環境まちづくりフォーラム「みんなでたがやせ 都会のみどり」
http://www.geic.or.jp/geic/

◇1/19 シンポジウム「エコツーリズムで地域を元気にした10の事例」
http://www.ecotourism-center.jp/news/news090119.html

◇1/16-17 平成20年度田園自然再生セミナー
http://www.maff.go.jp/j/press/nousin/kankyo/081222.html

◇1/31-2/1 「環境NGOと市民の集い 関東ブロック2008」
http://www.aseed.org/info/info09_0131.html

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃14 よこはま+里山についてのニュース
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇「横浜みどり税」条例案可決
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiidec0812352/

◇「にっぽんの里100選」決定
http://www.asahi.com/eco/TKY200901050311.html

◇横浜市が「みどり税」の税収などによって
「瀬上の森」保全・買い取りの検討を開始
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiidec0812718/

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆ 会員募集中です!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NORAでは各種会員を募集しています。会員の皆さまには、イベント
等のお知らせを行い相互交流の場をつくります。公開型イベントの場合、
優待の場合もあります。どうぞよろしくお願いします。

運営(正)会員:12,000円 総会での議決権があります。
賛助会員:1口 10,000円 法人の場合3口からとなります。
一般(準)会員: 3,000円

会員種別、口数を事務局 nora-y@estate.ocn.ne.jp までご連絡の上、
会費を下記の口座へお振込み下さい。

お振込先: 郵便振替口座 00200-4-72504 よこはま里山研究所

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https://nora-yokohama.org/
TEL:045-722-9674 / FAX:045-722-9675
〒232-0017 横浜市南区宿町2-40-119
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