里山と暮らしをつなぐメールマガジン第9号
2009.2.1里山と暮らしをつなぐメルマガ
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□■ 里山と暮らしをつなぐメールマガジン
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第9号 2009年2月1日発行
特定非営利活動法人よこはま里山研究所(NORA)
https://nora-yokohama.org/
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<転送歓迎>
よこはま里山研究所です。
今月から野に山に野菜に料理にと、
NORAのプロジェクトが目白押しです。
どうぞ興味のあるものに、
お気軽に参加してください!!
きっと新しい発見や出会いがあると思います。
<<もくじ>>
◆NORAプロジェクト
01 2/8,22(日) NORAの山仕事
02 2/21(土) NORAの野良仕事
03 2/21(土) Marcの野菜市 、 毎週火曜日はNORAの野菜市
04 2/23(月) 神奈川野菜を使った料理教室
05 2/28(土) 野を描く
06 第1・3火曜日 刃物研ぎ実演 in はまどま
◆NORAのコラム
07 雨の日も里山三昧~NORAお勧めの本と映像 <第5回>
中川重年『再生の雑木林から』
08 いしだのおじさんの田園都市生活 <第5回>
手作りルネッサンス
09 釜飯仲間・おこげのお話 <第3回>
◆里山関連ニュース&イベント
10 横浜、神奈川でのイベント
11 その他地域でのイベント
12 よこはま+里山についてのニュース
◆NORAプロジェクト ——————————————-
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┃01 2/8,22(日) NORAの山仕事
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この季節は森での作業も本格化しています。
作業をしたい方は間伐・除伐を、
森で時間を過ごしたい方は、石窯でピザやパンを焼くなど、
かかわり方は人それぞれです。
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日時:2月8日、22(日) 10:00~15:00時
内容:森の手入れ、間伐、製材、つる細工、石窯料理など
場所:川井緑地(横浜市旭区下川井)
主催:NORAの山仕事プロジェクト
https://nora-yokohama.org/yama/yamashigoto/
◎お申し込み
E-mail:nora-y@estate.ocn.ne.jp
締切 :活動日の3日前までにお知らせ下さい
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┃02 2/21(土) NORAの野良仕事
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農作業ひとつひとつを通して自然と暮らす知恵・技・考え方を
自分のものに!「いずれは自分たちの野良仕事の場を!」と
たくらむ我らと一緒に畑に出ませんか?
寒さ厳しいこの季節。
畑の野菜も、葉を縮こまらせていますが、
土の中ではこの時期にしっかり根をはります。春に大きく育つため。
植物も人間も同じ。 そんな事を、野良仕事を通して教わります。
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日 時:2月21日(土) 8:30~14:00
場 所:小沢和義さんの畑(小田原市小竹)
(JR二宮駅 「比奈窪行き」神奈川中バス乗車
バス停「上小竹」下車徒歩1分)
内 容:本日の野良仕事
・内容は農家さんのスケジュールによります。
・雨天決行。雨でもできる仕事をします。
会 費:500円
持ち物:帽子、軍手、タオル、昼食、飲み物、
動きやすく汚れてもいい格好 要防寒
(着替え場所有)
集 合:7時50分 二宮駅南口階段下
・8:00発のバスに乗車しますので、
遅れないようにお願いします。
・車での参加OKです。事前にお知らせください。
主催:NORAの野良仕事プロジェクト
https://nora-yokohama.org/nora/norashigoto/
◎お申込み:
お名前、参加人数、お電話番号ご記入の上
「NORAの野良仕事係」までメールにてご連絡下さい。
E-mail:farm@nora-yokohama.org
締切り:2月18日(水)
※農家さんは準備を整えてくれていますので、
やむを得ない場合を除き、突然のキャンセルはご遠慮下さい。
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┃03 2/21(土) Marcの野菜市 、 毎週火曜日はNORAの野菜市
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楽しく、美味しく、美しく。揃いのエプロンはダークグリーン。
写真をお見せできないのが残念なくらい!
冬野菜とみかん、レモン、キウイフルーツ…
きれいに並んで冬の野菜市の盛りです。美味しさも盛りです!
だから楽しさいっぱいで、皆さんをお待ちしています。
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神奈川野菜・生産者限定
NORA野菜市…毎週火曜日 午後5時OPEN(大和ビル中庭)
Marc朝市…毎月第3土曜日(2月21日)午前9時OPEN(Marc店頭)
詳しくはホームページを!
Marc(マール)のホームページ
http://www7b.biglobe.ne.jp/~marccane/
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┃04 2/23日(月) 神奈川野菜を使った料理教室
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2月は「季節の野菜使い切り」ひとつの野菜づくし
美味しそうで丸ごと買った野菜、使い切れなかったりしませんか?
そこで、使い切り、づくし、ばっか。をテーマに料理をしてみようかと。
参加者の方々の家庭の味や、知恵を出し合って、今晩の夕食。
と言う感じで作りたいと思います。
ちなみに、1月は三浦大根づくしをしてみました。
定番の大根のサラダに始まって、大根のフライ、大根のステーキなど。
https://nora-yokohama.org/mura/archives/2009/01/12-2036.html
2月は白菜の予定です。
さぁ、どんなメニューになりますか?
ご参加される方も知恵を絞ってくださいね。
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日 時:平成21年2月23日(月)
10時30分から2時30分頃まで
場 所:NORA事務所 はまどま
参加費:一般2500円 NORA会員 2000円
(材料、ワンドリンク付き)
持ち物:エプロン、筆記用具、手拭きタオル
◎お申込み
E-mail:satoyamairiguchi@yutrip.jp
電話 :045-243-1359(埋橋)
締切り:2月19日(木)まで
※次回は3月23日(月)の予定です
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┃05 2/28(土) 野を描く
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3月も目前!風の香りの中に春の息吹が感じられるであろうこの日…
画用紙の中に「小さな四季」を描いてみませんか?
時間があれば草花に加えて、文字と絵の組み合わせの表現も考えています。
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日 時:2月28日(土)10時~12時30分頃まで
場 所:はまどま
参加費:NORA会員:1500円 一般:2000円
持ち物:古新聞5~6枚(ちょっと多めで)、
筆を洗うための容器(豆腐のパックやプリンカップなど、なんでもOK)
作品を持ち帰る袋等
その他の絵の具等の材料はこちらでご用意いたします。
講 師:勝野真美
その他:ワンドリンク付き
「野を描く」前回の様子
https://nora-yokohama.org/mura/archives/2008/12/10-0954.html
主 催:はまどまプロジェクト
https://nora-yokohama.org/mura/hamadoma/
◎お申込み
お名前、メールアドレスを明記の上
E-mail:satoyamairiguchi@yutrip.jp まで。
締切り:2月26日(木)
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┃06 第1・3火曜日 刃物研ぎ実演 in はまどま
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研ぎができる食生活アドバイザーのうずさんが第1・第3火曜日
(14時~17時)に、はまどま前にて手研ぎの実演をして
います。包丁なら20分ほどで研ぎ上がります。ぜひお試し下さい!
2月は3日、17日です。当日が都合の悪い方は、事前に右隣の
「こだま舎」でお預かり致しますのでご利用下さい。
次回は3月3日(火)です
事前に右隣の「こだま舎」でお預かり致しますのでご利用下さい。
はまどま
https://nora-yokohama.org/noratoha/map.html
うずさんのブログ
http://uzuhashi.blog94.fc2.com/
◆NORAのコラム————————————————
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┃07 雨の日も里山三昧~NORAお勧めの本と映像 <第5回>
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●中川重年『再生の雑木林から』(創森社、1996年)
このコラムのサブタイトルには、「NORAお勧めの」とあります。
このタイトルを素直に解釈すれば、
NPO法人としてのNORAが、里山の自然や文化などに
まつわる本や映像を紹介するのだと思われるでしょう。
当初、私もそのようにイメージしてコラムを始めました。
しかし、書き続けているうちに、私のライフストーリーと、
節目節目で出会った本や人などを紹介するようになってきました。
コラムの連続性を大事にして書こうと題材を選んでいたら、
時間軸に沿って書けるこのやり方に落ち着いていったのです。
タイトルと内容の違いが気になっていますが、
今さら、この方向性で書き進めることを止めてしまうと、
ひどく中途半端な印象を与えるでしょうから、
私の現在の年齢に近づくまで、この形を続けることにします。
さて、前回は倉本宣さんが書かれた本と
ご本人との出会いについて書きました。
今回は、倉本さんと同様に里山保全活動に関わる市民を
サポートし続けてこられた神奈川県内の研究者として、
今回は中川重年さん(ジュウネンさん)について書きましょう。
しばしば、日本の1990年代は「失われた10年」と言われ、
経済が沈滞して実りの少ない時代だったとみなされています。
しかし、里山に世間の注目が集まり、
市民による里山保全活動が全国的に盛り上がったという意味では、
実りの多い10年という側面もありました。
この盛り上がりの中心にいた人物を誰か1人挙げよと問われれば、
私はためらうことなく中川さんを挙げます。
私が中川さんと初めて出会ったのは1990年代の後半ですが、
詳細については記憶が定かではありません。
今回取り上げた『再生の雑木林』を読んでからか、
直接お会いしてから、この本を読んだのかも記憶していません。
それでも、フィールドで出会ったときに、
中川さんのスケールの大きさに衝撃を受けたことは覚えています。
フィールド(現場)にいるときの中川さんは圧倒的です。
率先して体を動かし物事を成し遂げる実行力と、
周りの人たちを巻き込んでいく吸引力には、
創造的な台風という表現を使いたくなります。
私の経験から1つ例を挙げると、
5年ほど前に中川さんが提案して茅ヶ崎里山公園で試みた
ヤエン(=重力による架線集材)による竹の搬出実験は、
今でも思い出すたびに胸の高まりを覚えてしまうくらい
強烈な興奮に満ちていました。
大げさに言うと、里山は中川さんの登場とともに、
祭りになると言えばよいのでしょうか。
小さいことにとらわれない豪放は痛快ですらあります。
でも、こうした人並み外れたパワーの大きさに目を奪われると、
中川さんのユニークさが見えにくくなります。
小さいなところを大切にする細やかさがあり、
大胆な行動の中に繊細さが同居しています。
また、これも人並み外れた抜群のホスピタリティーによって、
周りにいる人を自然と笑顔にする魅力があります。
だから、「スケールの大きい人」という言葉がぴったりだと思います。
たしかに、体も大きいですが。
キャラクターの話はこれくらいにして、本の内容に触れましょう。
『再生の雑木林』で中川さんは、
手入れの行き届いた里山の雑木林が、
さまざまな生き物との出会いを楽しめる場となるほか、
おしゃれに食事をとる場となったり、
やんちゃな子どもたちを育む場となったりなど、
地域のワンダーランドになることを積極的に伝えてきました。
かつては薪や炭を得るためだった雑木林が経済性を失う一方で、
そこに現代的な新しい価値を見出したり、
逆に古くて忘れられそうな価値を掘り起こしたりする眼力は抜群で、
この分野では右に出る者はいないと言ってよいでしょう。
中川さん達を中心にしてできた
ばあぴ連(バウムクーヘン・アルプホルン・ピザ普及連盟)は、
里山にある潜在的な楽しさ面白さを象徴しています。
最近の中川さんは、里山の楽しさを伝えるよりも、
大量に放置されている里山をどう整備していくのか、
つまり、里山のマクロ的な問題に関心があるようです。
そして、広大な里山を利用できるという点で、
森林エネルギーに関する発言が増えています。
もちろん、薪や炭の時代に戻ろうと主張するのではなく、
ヨーロッパの森林バイオマス事情を紹介しながら、
快適に森のエネルギーを利用することを勧めています。
5年ほど前、私は中川さんと机を並べて仕事をする機会に恵まれました。
当時、中川さんが勤めていた神奈川県の研究機関に
森林バイオマスエネルギーを導入できるかどうか調査するため、
半年間だけ臨時で雇用されたのです。
私も、里山の問題から森林バイオマスエネルギーへと
関心を広げており、そのことを知っていた中川さんから、
声を掛けていただいたというわけです。
短い期間でしたが、仕事の合間に、
里山やバイオマスのことはもちろん、
広く人と森とのかかわりについて教えていただき、
大いに刺激を受け、また勉強になりました。
中川さんの森林バイオマスに対する見方・考え方については、
『森づくりテキストブック』に書かれています。
ただし、この本は「森づくりのビギナーから中級者に対して、
体得しておいたほうがよいと思われる視点や技術」が述べられた
便利なマニュアルという側面の方が強いので、
読み物としては物足りないかもしれません。
読み物としてならば、『木ごころを知る』が面白いと思います。
中川さんには多くの著書がありますが、
どれか1冊を選ぶとすれば、この本です。
植物民俗学に造詣が深く、
世界的な視野で人と森の関係を考えている
中川さんの指向性がよく現れている本です。
また、『現代雑木林事典』もお勧めです。
1992年に中川さん達が始めた全国雑木林会議による編集です。
柴づけ漁、バリアフリー、バウムクーヘン、埋薪など、
あちこちに中川ワールドが溢れています。
◎オススメの他に取り上げた本
中川重年『木ごころを知る―樹木と人間の新たな関係を求めて』
(はる書房、1988年)
中川重年『森づくりテキストブック―市民による里山林
・人工林管理マニュアル 』(山と渓谷社、2004年)
全国雑木林会議編『現代雑木林事典』(百水社、2001年)
(松村正治)
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┃08 いしだのおじさんの田園都市生活 <第5回>
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●手作りルネッサンス
味噌の仕込みの季節がやってきた。
私が初めて味噌の仕込みを経験したのは、96年の春だった。
桜の咲くころ、やぼ耕作団の明峰さん宅の庭兼畑でのことだった。
本来は寒仕込みがよいのだろうが、ゆっくり春の野良で楽しんた。
明峰哲夫惇子夫妻とやぼ耕作団については・・・
またいずれ詳しく書く、かも・・・
著書多数ですので、よければお調べください。
『僕たちはなぜ街で耕すか』が特にオススメですが、今は絶版。
そのときの私は味噌作りのなんたるかを全く知らなかった。
大豆や糀、ましてその作り手に思いをはせたことなどなかった。
食生活は洋食系、ごはんよりパンやパスタだった。
今はご飯中心、パンはほとんど食べない。
味噌そのものを美味しいと思って食べた記憶もなかった。
ハナマルキや信州一のCMを見て、「ドン臭い」と思っていた。
今、朝はいつもグリーンの手前味噌の味噌汁だ。
やぼの作業は、畑にかまどをしつらえて豆を炊き、
それを臼に杵でつぶすものだった。
大勢がかまどと臼を囲み、酒を酌み交わし祭りのようだった。
(明峰哲夫惇子『自給自足12ヶ月』(創森社)にも書かれている)
畑の菜花や、野草のてんぷらなどが、つまみだった。
野良の楽しみや、食の自給への思いがあふれる場だった。
私のなんでも「やってみたい」精神に火がついた。
翌年、明峰惇子さんに講師となってもらい、
グリーンで初の仕込みをした。
しかし、そのときの私がまた情けない。
豆の炊き方を分かっていなかったのだ。
講師が到着した時点で、豆はまだまだ固く、
「日が暮れちゃうよ」って感じ。
急遽あちこちから圧力鍋を借りまくり、
なんとかその日のうちに仕込みを終えた。
惇子さんの手記(抜粋)
「味噌を仕込むという文化が、完全に人々の体、
くらしの場から断ち切られていて、
それを曲りなりにも再興するという劇的場面に立ち会ったという実感が、
とてもしました。この経験は、今後の糧になるはずですね。」
おかげさまで、今のグリーンでは、味噌の仕込みが定着している。
シーズンに300kg以上の仕込みは、くらしに定着した生産活動だ。
今は数人で1日30kgという仕込みを何度も繰り返している。
鍋などを新調し、1日の仕込みをその3倍くらいにしたいとも考えている。
糀を作る機械も買ってあるので、豆も糀もグリーン産にもしたい。
グリーンが味噌を仕込み始めた10年程前、
主に市内近隣に残る2軒の糀屋さんの糀を使っていた。
しかし、最近ではそこから手に入れることが難しくなっている。
と、書くと、糀の生産や販売が減って糀屋さんも衰退か?
と、思われるかもしれないが、実は逆だ。
お客さんが年々増え、さばき切れないのだ。
そのうちの一軒は83年に一度廃業し、98年に15年ぶりに再開した店だ。
廃業後に何代目かの跡取りが脱サラしてお店を再興した。
出張味噌作り教室とホームページ、ネット販売で話題になり、
今では注文に生産が追いつかないようだ。
ご当主の努力と時代がマッチしたのだろう。
まさにルネッサンス。
グリーンはその先駆けだった?
2年目の~に谷っ戸ん田でも味噌の仕込みを計画中だ。
私は味噌作りのベテランとして指導に当たる予定。
いつのまにか化けたわけだ。
盛夏まではよく繁っていた白大豆が結局実が入らず不作だった。
近隣のベテラン農家も同様だった。
ゲリラ豪雨の影響か?
が、黒大豆はそこそこ収穫できたので、黒大豆の味噌となりそうだ。
皮を取り除く方法もあるようだが、皮のポリフェノールもいいと思う。
今は沢庵漬けが倉庫で眠っている。
コンニャク作りもおこなう予定。
もちろん、大根もコンニャク芋もな~に谷っ戸ん田で育てたものだ。
田んぼから畑に、そして加工へと、どんどん楽しみが増えている。
グリーン ホームページ http://home.catv.ne.jp/dd/green/
な~に谷っ戸ん田 http://www.yattonda.com/
(石田周一)
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┃09 釜飯仲間・おこげのお話<第3回>
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雨が降る。雪も舞う。やがて、大地にたっぷりと潤いが満たされるころ、
野山に若い緑が甦る。春が待ち遠しい。だが「はまどま」には、
もう春が差し込んでいる!
うりずんのごとに肝心持てば 浮世荒波も糸の上から
(うりずんのような気持ちを持てば浮世の荒波も絹の上のように穏やかだ)
うりずんの詩=作詞・作曲 八重山の唄者仲宗根長一氏
八重山では、麦の穂が出るころから稲の穂が出るころまでを「うりずん」
と言い、特別な思いを抱いて人々は過ごしてきた。その年の五穀豊穣を祈る
季節でもある。
一足早く「はまどま」で春を感じることができたのは、「窓」のおかげ。
「はまどま」の窓。
年末の大掃除で磨きぬかれたピカピカの窓から、向かいの家の朝日に映え
る橙色の夏みかん。夜の闇に光る家の灯り。ご近所の景色が飛び込んでくる。
通りすがりの人が「はまどま」をのぞいてくれる。
どうぞ、どうぞ!見ていって!
お母さんと子どもたち。おばちゃんはお散歩?それともお買い物?同じビル
で暮らしているおじちゃんたち…みんなここが気になっていたんだねぇ!
今年の「はまどま」にはどれだけ多くの人たちが訪れてくれるでしょう。
人が集うと「はまどま」は明るくなる。温もりと潤いで満たされる。
私たちの祖先は、自然と共に生活し、生活の中で祭りを大切にしてきた。
集まることが日々祭りみたいににぎやかで遊び心をいつも忘れない。うれしく
て、たのしくて、わらっちゃう。「はまどま」に来る人が喜んでくれて、自分
も楽しめる。誰もが笑顔でいられる日常。
「うりずん」のような気持ちの日常。
明るい窓の輝きを甦らせるような奴がいて
「はまどま」にうりずんの気持ちが広がるのだ。そして、街にも『春』が…。
* はまどま…https://nora-yokohama.org/mura/
(おもろ童子)
■手書き、手渡しの『釜飯仲間』■
夜な夜な飯を食いながら朗読を聞く「ミッドナイトシアター」(週1~)
や、「神奈川野菜の食事会」(月1回)のお知らせ、はまどまに集う仲間
の生の声が読める『釜飯仲間』が定期購読できます。
1通分80円切手2枚(2通分だと80円切手4枚…と購読したい分の切
手を同封してください)を同封の上、住所・氏名・メールアドレスを書
いて以下までお送りください。
232-0017横浜市南区宿町2-40大和ビル119 よこはま里山研究所内
「はまどま」釜飯仲間読みたい宛
◆里山関連ニュース&イベント————————————
里山関連のニュースや各地でのイベント情報をお知らせします。
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┃10 横浜、神奈川でのイベント
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◇2/7 シンポジウム「瀬上、谷戸の生きものと外来種」
http://ameblo.jp/segami-ps/entry-10178708899.html
(NORAは後援団体になっており、
主任研究員の吉武がコーディネーターを務めます)
◇2/7 第8回湘南海岸林ボランティア 間伐体験を通じて砂防林を守ろう!
http://www.n-gec.org/topics/2008/12/post-11.html
◇2/11 水環境保全・再生かながわ県民フォーラム
http://www.pref.kanagawa.jp/press/0812/052/
◇2/15 5周年記念イベント「再発見!鎌倉の谷戸の文化と自然」
http://www1.ocn.ne.jp/~ya-yato/what_new.html
◇2/21 学習会 学ぶ・つながる 持続可能な社会をつくる
第1回「懐かしい未来」の姿を描こう
http://www.k-i-a.or.jp/kokusai/news/20090321_esd.html
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┃11 その他地域でのイベント
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◇2/7 日本フットパス協会設立記念シンポジウム
http://www.midorinoyubi-footpath.jp/symposium/j_footpathsympo.html
◇2/10-11 エコツアーガイド養成講習会 in 代々木
http://www.ecotourism-center.jp/news/news090210.html
◇2/14 国際シンポジウム「持続可能な環境と社会を目指して」
http://www.keisen.ac.jp/univ/information/news/0582.htm
◇2/20 「里なび研修会~里地里山の保全再生と生物多様性」
http://www.satonavi.go.jp/seminar_h20/
◇2/27 NPO「昭和の記憶」聴き書きイベント
http://home.memory-of-showa.jp/
◇2/28 中山間地域フォーラム・シンポジウム
集落支援員全国交流集会–若者が集落の元気を作る–
http://www.n-gec.org/topics/2009/01/post-13.html
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┃12 よこはま+里山についてのニュース
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇「道志村間伐材・横浜の技プロジェクト」参加者募集
http://doushi.yokohama150.jp/
◇「緑の経済と社会の変革」(日本版グリーン・ニュー・ディール)
アイデア募集
http://www.env.go.jp/guide/info/gnd/
◇里地里山 再生・保全活動支援プロジェクト『里山どんぐり募金』始まる
http://www.satoyama-donguri.jp/
◇「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」募集
http://www.kantoukousai.or.jp/hyakusen/index.htm
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆ 会員募集中です!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NORAでは各種会員を募集しています。会員の皆さまには、イベント
等のお知らせを行い相互交流の場をつくります。公開型イベントの場合、
優待の場合もあります。どうぞよろしくお願いします。
運営(正)会員:12,000円 総会での議決権があります。
賛助会員:1口 10,000円 法人の場合3口からとなります。
一般(準)会員: 3,000円
会員種別、口数を事務局 nora-y@estate.ocn.ne.jp までご連絡の上、
会費を下記の口座へお振込み下さい。
お振込先: 郵便振替口座 00200-4-72504 よこはま里山研究所
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特定非営利活動法人 よこはま里山研究所(NORA)
nora-y@estate.ocn.ne.jp
https://nora-yokohama.org/
TEL:045-722-9674 / FAX:045-722-9675
〒232-0017 横浜市南区宿町2-40-119
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