2016年6月

2016.6.1
月いち言伝

田植えの季節です。
前日に苗取りを済ませ、田植えを始める前に、「水口神事」を行います。
谷戸の田んぼは、森から湧き出る小さな流れから水を入れるのですが、
その場所に、お豆を入れたおこわを、フキの葉にのせお供えして、
水が切れずに豊かな実りになることをお祈りするのです。
お供えは、周辺に暮らす生きものたちが食べることになりますが、
「田んぼを守ってね」、という気持ちも込められていたそう。
湿地や稲が大好きなイノシシにも、その願いを届けたいものです・・。