Panasonic 成果報告会
2009.3.11ひねもす里山/NORA雑感
今日は、有明にあるパナソニックセンター東京へ行ってきました。
2008年度のNORAは、「組織基盤強化と会員活動の活性化を視野に入れた広報戦略づくり」に対して、Panasonoc NPO サポートファンドから助成金をいただきました。これは、NPOの活動を広げるためのものではなく、組織の基盤を強化するための助成金であり、人件費にもを充てられるという特徴があります。たとえば、しばらく活動を継続してきたけれど、その経験やノウハウが個人に蓄積されてしまい、組織には蓄積されていない団体。活動を広げることに精一杯で、組織のマネジメントがいい加減になっていたり、NPOとしてやるべき情報の公開が疎かになり、市民社会に対する説明責任を果たしていなかったりする団体。こういう団体が、あらためて組織のミッションと事業との関係性を見つめ直し、中長期の計画を立て、営業ツールを開発したり、ウェブサイトを刷新したりするために、この助成金は活用されます。
※このウェブサイトは、、Panasonoc NPO サポートファンドの助成を受けて、昨年10月にリニューアルしたものです。
まずは、会場となったパナソニックセンター東京の外観です。
中に入ると、いかにも家電メーカーらしい案内板がありました。
13:00から第一部として成果報告会がありました。ここでは、助成を受けた環境系12団体が4団体ずつ3つのグループに分かれて、助成事業の成果をそれぞれ10分間報告しました。よこはま里山研究所(NORA)は、えがおつなげて、中部リサイクル運動市民の会、WE21ジャパンと、それぞれかなり力のあるNPOとご一緒しました。
活動報告が終わると、10分間の休憩をはさみ、15:00からIIHOEの川北秀人さんを講師として、「一年間の取り組みの成果を次年度以降に活かすため」という組織基盤強化ワークショップをおこないました。2年後(2011年度)にNORAがどういう形になっているかをイメージして、そのために必要な計画を立てるというワークショップでしたが、一緒に出席した37さんとああだこうだと話ながら楽しく取り組みました。やはり、ときどき自分たちの組織を客観的に見つめ直すことは重要だと感じました。
17:00からの第二部は交流懇親会で、環境系とは別の部屋で報告会をおこなっていた子ども系の団体とも一緒になり、軽食をつまみながら1時間ほど情報を交換してきました。昨年、NORAが常勤の事務局スタッフを置かないことにして、代わりに多くの会員が組織運営に関わるようになったことに対して質問が集中しました。こうした組織運営に関するNPOの経験をきちんと記録しておくことは、今後の市民活動が成熟していくために重要なのだと思いました。ここでは、共存の森ネットワーク、岩手子ども環境研究所、日本ウミガメ協議会の方々と実りある交流ができました。
最後になりますが、今回助成していただきましたパナソニック株式会社様に対して、この場を借りて心よりお礼申しあげます。
(M_M)