東京グリーン・キャンパス・プログラム
2009.5.23ひねもす里山/NORA雑感
昨年度から、東京都は「東京グリーン・キャンパス・プログラム」をスタートさせました。これは、東京都が多様な主体と協働して緑地を保全する一環として、大学と協定を結び、学生に緑地保全活動に参加する機会を提供することで、緑の保全に対する関心の喚起や行動力の醸成を促すことを目的としているものです。昨年度、東京都は第1号として桜美林大学と協定を締結し、七国山緑地保全地域で地元ボランティア団体(七国山自然を考える会)等と連携して、下草刈りや萌芽更新などの緑地保全活動を実施しています。
このプログラムの2校目として、私が勤務している恵泉女学園大学が、多摩東寺方緑地保全地域で活動を実施することになりました。今回の仕組みは、地元自治体である多摩市とも連携して、恵泉女学園大学、NPO法人花咲き村、東京都の4者で学生の緑地保全活動等を支援するかたちになっています。なぜ、連携するNPOが地元の市民団体ではなくて、日の出町を拠点とする花咲き村だったかというと、代表の園田安男さんと大学側担当者の大橋正明先生が昔から懇意だったことによるようです。
さて、今日は、このプログラムにもとづき、ゼミ生とともに多摩東寺方緑地まで竹林整備の活動に出かけました。9:30に多摩センター駅で集合し、それからスクールバスで現地へ。10:00過ぎに参加者が一同に集まって、保全地域、プログラムの仕組み、本日の活動内容の説明がありました。第1回目の活動だったので、多摩市長と学長も出席し、地元のケーブルテレビが取材に来ていました。指導役としては、花咲き村のスタッフのほかに、園田さんが指導された「緑のボランティア指導者等育成講座」の修了生たちも多数かけつけていただきました(→東京都緑のボランティア)。
昼食をはさみ、14:00くらいまで竹林の整備活動をおこなってから、一輪挿しなどの竹細工を15:00頃まで楽しみました。その後、スクールバスで多摩センター駅まで戻り、学生と別れてから極楽湯で汗を流し、指導してくださった方々と懇親を深めました。里山保全活動+温泉+ビールの組み合わせは、極上の贅沢でしょう。
次回の活動は、7月4日(土)の予定です。
(M_M)