間垣、キリコ、棚田、塩田(奥能登)

2009.8.26
ひねもす里山/NORA雑感

8/22-26の日程で、富山と石川を旅行してきました。石川編は奥能登限定です。

奥能登地方の海沿いを走行していると、「間垣」と呼ばれる竹の垣根をもうけている家が散見されます。日本海から吹き付ける強い潮風から家屋を守っています。
0908noto1.jpg
0908noto2.jpg

輪島に着いた日(8/25)は、4日間にわたる輪島大祭の最終日で、夜に輪島前神社大祭がありました。漁師町の祭りらしく、輪島港に並んだ漁船は大漁旗を掲げ、ライトを煌々と照らして、祭りの雰囲気を高めます。狭いメイン通り沿いの家々には、提灯がつり下げられています。その通りを、タイの造り物、お神輿、竹製のキリコ(御神燈)が、メインの狭い通りを往来します。

こじんまりと、ゆるい感じですが、地域の人びとの熱意を感じる夏祭りでした。
0908noto3.jpg
0908noto4.jpg
0908noto5.jpg
0908noto6.jpg

白米の千枚田です。白米とは、「しらよね」という地名です。白米千枚田棚田オーナー制度があるようです。
0908noto7.jpg

最後に、塩田です。道の駅「すず塩田村」には、体験型施設「奥能登塩田村」があって、人と塩のかかわりについて学ぶことができます。幸い晴れていたので、昔ながらの上げ浜式製塩法の一部を見ることができました。朝から晩までいられれば、揚げ浜式製塩の流れを一通り見ることができますが(体験もできます)、それほど時間がないときには、10分程度の映像で概略を理解できます。
0908noto8.jpg
0908noto9.jpg
0908noto10.jpg

ここでは、昔ながらの製法にこだわっているので、カン水を煮詰めるときに薪を使っています。かつて、製塩と里山は深く結びついていたのです。
0908noto11.jpg
0908noto12.jpg

昔ながらの塩づくりには、何より体力と経験と、そして晴天を待つ忍耐が必要だと感じました。

(M_M)

ひねもす里山/NORA雑感