里山の生物多様性、里山とかかわる暮らし
2009.10.11ひねもす里山/NORA雑感
今日は、神奈川県自然環境保全センターで開かれた自然観察指導技術研修会の講師を務めました。定員30名のところ、40名以上の参加者がありました。
午前中、「里山の生物多様性、里山とかかわる暮らし」というタイトルで1時間強の講演をおこない、その後、質問をいただいて応答しました。昼食後は、ワークショップ「寄せ鍋・里山の魅力の伝え方」と題して、7つのグループに分かれてセンターの敷地内の谷戸を歩いてから、班ごとにその里山の魅力を発表してもらいました。参加された方々が、とても熱心に講演を聞いてくださり、また、積極的にワークショップにも取り組んでくださったので、10:00~16:00という長丁場でしたが、和やかに楽しく終えることができました。
私は自然観察の専門家ではないので、今回の研修会では、技術指導をするつもりはありませんでした。その代わりに、里山の自然を観察するときには、人がその自然に関わってきた歴史を知っておくと、より深く面白くわかるということをお伝えしようと思っていました。そこで、講演でも里山における人と自然のかかわりについて多く話しましたし、ワークショップでは古い空中写真や地名地図などを用意しました。いくつかの班では、私の意図を汲んで発表してくださったので、講師を引き受けた甲斐がありました。
(M_M)