引っ越してきた団地は、みどりがいっぱいです。 コナラの木の下を歩くと・・・ くるくると落ちてきました。 葉っぱだけでもなくて、どんぐりが落ちるにもまだ早くて。
私はこの季節になると、虫たちのママのしごとに感心します。 若いどんぐりに、たったひとつだけの卵を産み付けてある、 ゆりかごなんです。

小さなおちょぼ口で、わざわざどんぐりの帽子（殻斗）のところから 穴を開け、産卵管を差し込みます。 けずってあるところ、わかります？

･･･で、産み付けると、小枝をまたまたわざわざ、 小さなおちょぼ口で噛み切って、落とすのです。 ハイイロチョッキリ、という虫なのですが、 ママはエライ。　ちなみにお父さんは何もしません。 （もしかしたら、産卵している間を見守ってるのかもしれないけど）

もし、舗装道路に落ちているのを見かけたら、
土の上によけてあげてください。（できるだけ、ね）

ハイイロチョッキリ↓
http://www.geocities.jp/ikkaku2/fieldnote/200409/20040901.html