里山が抱える問題の一つに「不法投棄ごみ」があります。
手入れの行き届かず、人通りの少ない森の入り口は、
ゴミ捨て場となってしまう要素を抱えています。
たった一つのゴミが次のゴミを呼び、更にゴミは増え続けてしまいます。

「NORAの山仕事」で第2・4日曜日定例作業で手入れを進めている
「川井緑地」も例外にもれず、
旭高校に隣接した外周道路には、
大量の不法投棄ごみが溢れていました。
「クリーンアップ大作戦」と名づけて、
旭高校と協働で始めたゴミの回収作業では、
第一回目の2003年には17ｔもの不法投棄ゴミを回収し、
6年間では述べ37ｔにもなりました。

2年前より仮設の車止めを置くことで、
不法投棄されるゴミは激減しましたが、
中には車止めを動かして車を乗り入れて、
ゴミを捨てていかれる事もありました。

完全に車の乗り入れを止めるため、高校生達や周辺住民の方々に、
安心して道路を利用していただき、
里山への関心を高めていただくために、
平成20年に横浜市都市整備局が公募した「まち普請事業」へ
「森に隣接する旭高校外周道路のコミュニティ空間化」という
テーマで応募し、助成を受ける事が出来ました。

現在進んでいる車止めや木柵、
川井緑地の材を使用した木製デッキといった
施設の工事がもうすぐ完了します。
道路に沿って作られた施設を一層引き立てるために、
花の咲く草木を植えたり、路面などに模様を描いて、
安全で快適な空間に変えることにしました。

そこで、以下のスケジュールでの第1段階と、
第2段階への参加協力をお願いします。

【今後のスケジュール】

●第１段階：草木を植える場所を開墾します。
（参加者募集！）

開催日：11月8日(日)10時～15時、
9時50分までに旭高校正面玄関集合
雨天の場合は、11月14日(土)に順延します。
●第2段階：草木を植えます。
（参加者募集！）

開催日：（第7回クリーンアップ大作戦当日）11月21日(土)９時～15時
８時30分までに旭高校正面玄関集合
雨天の場合は、11月22日(日)に順延します。
○第3段階：路面に描く模様の案を決めます。（対象：旭高校在校生）

模様の案は、旭高校の生徒達から募集し
案の応募は、12月15日までとして
12月20日に決定します。

○第４段階：路面に模様を描きます。 （対象：旭高校在校生）

旭高校生たちにより、路面に模様を書いて
もらいます（3月20日までに完成予定）
※ 塗料(水溶性)や下書き用のマーカー、
型枠用のベニヤ板などは、我々が用意します。
模様のイメージ
最終段階；施設の案内板や腰掛を製作します。

旭高校生たちにより3月20日までに完成予定

下記が11月21日(土)に植える草木一覧です。

１アジサイ(落葉樹) 100株 緑地側
２アセビ(常緑樹) 250株 緑地側
３オタフクナンテン(常緑樹) 150株 校庭南東側
４クリスマスローズ(常緑樹) 150本 校庭南東側
５シャガ(常緑宿根草) 100株 校庭南東側
６フッキソウ(常緑宿根草) 150株 校庭南東側
７ヒュウガミズキ(落葉樹) 100株 校庭南西側
８ドウダンツツジ(落葉樹) 150株 校庭南西側
９サツキツツジ(常緑樹) 100株 校庭南西側
10 ハイビャクシン(常緑樹) 50株 校庭南西側
11 ツルキキョウ(常緑宿根草) 100鉢 石積み上
12 マツバギク(常緑宿根草) 100鉢 校庭西側石積み
13 コバノランタナ(常緑宿根草)100鉢校庭西側石積み上
14 イタビカズラ(常緑宿根草) 200鉢 校庭南東側
合計 １４種 1,800鉢