里山と暮らしをつなぐメールマガジン第6号

2008.11.1
里山と暮らしをつなぐメルマガ

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□■  里山と暮らしをつなぐメールマガジン
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第6号 2008年11月1日発行
特定非営利活動法人よこはま里山研究所(NORA)
https://nora-yokohama.org/
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こんにちは、よこはま里山研究所です。

ついにNORAのホームページがリニューアルしました!
https://nora-yokohama.org/

いままで詳しく説明できていなかった事について、
ページを割いています。

・NORAは何を目指しているのか
・どんな人が集っているのか
・NORAで動いているプロジェクトの数々
・いままでどんな仕事をしてきたのか などなど

お時間のある方は、どうぞじっくりとご覧になってください。

なお、このメルマガは転送歓迎ですので、
お知り合いの方にもお送り下りいただけると幸いです。

<<もくじ>>

◆NORAプロジェクト
01 11/9(日)&22(土) NORAの山仕事&川井緑地クリーンアップ大作戦
02 11/20(木) 神奈川野菜を使った料理教室「手打ちパスタ」
03 11/23(日) NORAの野良仕事「みかんの収穫」
04 11/24(月) 横浜の農を訪ねて~都筑区大熊町笑顔いっぱいにこにこ市
05 11/29(土) 野を描く「布描き(さらしの手ぬぐい)」
06 11/29(土)&30(日) 第5回・森づくりの舵取り技術を身に付ける

◆NORAからのお知らせ
07 NORAの新しいHPが出来上がりました!
08 第1・3火曜日 刃物研ぎ実演 in はまどま
09 毎週火曜日 NORA野菜市 in はまどま

◆NORAのコラム
10 雨の日も里山三昧~NORAお勧めの本と映像 <第2回>
『映像詩 里山 覚えていますか ふるさとの風景』
11 いしだのおじさんの田園都市生活 <第2回>
「地産地消」?「自産自消」?

◆里山関連ニュース&イベント
12 横浜みどりアップ計画推進に向けた新たな税制案について意見募集
13 横浜市 「横浜市生物多様性保全再生指針」への意見募集

◆NORAプロジェクト ——————————————-

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┃01 11月9日(日)、22日(土) NORAの山仕事
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11月22日は県立旭高校と共催でクリーンアップ大作戦を行います。
今年で6年目、いままでに17トンの不法投棄ゴミを拾いました。

今回は、地元の小中学生対象に、森の作業体験を担当します。
11月9日はその準備を中心に山仕事を行います。

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日時:11月9日(日) 10時~15時
内容:森の手入れ、間伐、製材、つる細工、石窯料理など

日時:11月22日(土) 時間詳細はHPでお知らせします
内容:クリーンアップ大作戦、森の作業体験、アジサイ植樹など

場所:川井緑地(横浜市旭区下川井)
主催:NORAの山仕事プロジェクト
https://nora-yokohama.org/yama/yamashigoto/

◎お申し込み
E-mail:nora-y@estate.ocn.ne.jp
締切り:各活動日の3日前までにお知らせ下さい

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┃02 11月20日(木) 神奈川野菜を使った料理教室
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11月は「季節の野菜を使った 手打ちパスタ」です。

手打ちパスタは、思いのほか簡単です。おもてなしにも向きます。
冬の野菜を使ったメニューを考えます。パスタとサラダやスープの予定。
詳しくはお申し込み後にご連絡します。

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日 時:11月20日(木) 13時から15時30分頃まで
場 所:はまどま
参加費:2500円(材料、テキスト付き)
NORA会員は2000円
講 師:埋橋真弓
主 催:はまどまプロジェクト
https://nora-yokohama.org/mura/hamadoma/

◎お申し込み
E-mail:satoyamairiguchi@yutrip.jp
電 話:045-243-1359(埋橋)
締切り:11月16日(木)

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┃03 11月23日(日) NORAの野良仕事
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援農じゃない、体験じゃない、お客さんじゃない、
NORAの「野を良くする仕事」。

農作業ひとつひとつを通して自然と暮らす知恵・技・考え方を
自分のものに!いずれは自分たちの野良仕事の場を!
とたくらむ我らと一緒に畑に出ませんか

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場 所:柏木圭介さんの農場(小田原市曽我)
・JR御殿場線「下曽我駅」下車徒歩10分

内 容:8時30分~日没まで
・みかんの収穫。
過去のみかん収穫作業の様子はこちら
http://norasato.exblog.jp/739864/
・天候などにより内容は変わる可能性があります。
・雨天決行。雨でもできる仕事をします。

持ち物:帽子、軍手、タオル、昼食、飲み物、
動きやすく汚れてもいい格好
風をさえぎる上着(休憩中は冷えます)
着替えもあると便利です(着替え場所有)

会 費:500円
集 合:8時10分に下曽我駅(JR御殿場線)改札集合
・柏木さんの家からみかん農場までは車で移動します。
途中での送迎は基本的にできませんのでご了承ください。
・車での参加OKです。事前にお知らせください。

主催:NORAの野良仕事プロジェクト
https://nora-yokohama.org/nora/norashigoto/

◎お申込み:
お名前、参加人数、お電話番号ご記入の上
「NORAの野良仕事係」までメールにてご連絡下さい。
E-mail:nora.norashigoto@gmail.com
締切り:11月17日(月)

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┃04 11月24日(月)
┃  横浜の農を訪ねて~都筑区大熊町笑顔いっぱいにこにこ市
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11月は地産地消月間。NORAでも市内の農の現場を訪ね、さらに地元
農産物の手づくり弁当をいただきながらの交流会を企画しました。

折本、大熊農業専用地区を散策し、都市農業の現状に触れるとともに、
にこにこ市(女性主体の直売所運営)の皆さんと交流を深め、これまで
の活動について聞きます。都市住民には、貴重な機会です。
ぜひご参加ください。

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日 時:平成20年11月24日(月祝) 10:00~14:30
参加費:NORA会員・2,800円、一般・3,000円
定 員:20名
集 合:市営地下鉄 仲町台駅改札
持ち物:飲料、マイ箸、エコバッグ等
その他:雨天決行

当日スケジュール(案)
10:00 参加者集合、出発
11:30 大熊町内会館着、にこにこ市の紹介
12:15 食事会(地元農産物のお弁当)
13:00 全体での交流会
14:00 終了、片付け 町内会館出発
14:30 大竹バス停 解散

◎お申込み
氏名・住所・電話(連絡のとれる)・メールアドレスを、
メールまたはFAXで下記へご連絡ください。
定員になり次第締め切ります。
また前日及び当日のキャンセルは
100%参加費をご負担いただきますのでご注意ください。

E-mail:nora-y@estate.ocn.ne.jp(担当:吉武)
FAX:045-722-9675
締切り:先着順

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┃05 11月29日(土) 野を描く
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風はすっかり冬の装い。それでも草花は力強く生きています!
そんな姿をじっと見つめて(天気次第で室内で)描いてみましょう。
今回は草花か、文字の表現も考えています。
しかも布描き(さらしの手ぬぐい)に挑戦!です。

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日 時:11月29日(土)10時~12時30分頃まで
場 所:はまどま
参加費:NORA会員:1500円 一般:2000円
持ち物:古新聞5~6枚(ちょっと多めで)、筆を洗うための
容器(豆腐のパックやプリンカップなど、なんでもOK)
その他の絵の具や布等の材料はこちらでご用意いたします。
講 師:勝野真美
その他:ワンドリンク付き

主催:はまどまプロジェクト
https://nora-yokohama.org/mura/hamadoma/

◎お申し込みは
E-mail:marunemike@gmail.com
締切り:11月27日(木)

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┃06 11月29(土)&30(日)
┃  森づくりの舵取り技術を身に付ける・第5回
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都市(まち)に残されたわずかな森。かかわる人が増えたことで森への
価値観が多様化し、自然への負荷が強くなっただけではなく、グループ内
での合意形成もむずかしくなっています。

今、次世代へむけての森づくりを担う「舵取り役」が必要とされています。
管理計画づくり(舵取り技術)のノウハウを知り、未来につなぐ森へ船出
しましょう。
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第5回 11/29、30 <ミルマップワークショップ!>
自分たちの森をどうしていくのか、植生や小動物、人と森のかかわ
り等のデータを基に、関係者全員の意見を可視化してゾーニングを
していく“ミルマップワークショップ”の手法を学びます。
講 師:菅博嗣(有限会社あいランドスケープ研究所代表)
参加費:一般5,000円  森づくり活動団体所属4,000円
会 場:県立旭高校(予定)

第6回 12/13 <森づくりの施業計画について>
講 師:久保田繁男(西多摩自然フォーラム代表)
参加費:一般2,500円、森づくり活動団体所属2,000円

◎お申込み
氏名・住所・電話(連絡のとれる)・メールアドレスを、
メールまたはFAXで下記へご連絡ください。
定員になり次第締め切ります。また前日及び当日のキャンセルは
100%参加費をご負担いただきますのでご注意ください。

E-mail:nora-y@estate.ocn.ne.jp(担当:吉武・丹治)
FAX:045-722-9675
締切り:先着順

◆NORAからのお知らせ——————————————
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┃07 NORAの新しいHPが出来上がりました!
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NORAのプロジェクトにより ”参加” しやすく、
NORAの動きがより ”わかりやすく” なります。
加えて、横浜での里山の季節の移ろいも感じられるつくりになっています。

ブログ形式のホームページは、NORAの動き、お知らせの他、
プロジェクトメンバーによる現場に近い視点での経過・報告等も
随時アップされます。

参加された方の感想書き込み等もお待ちしています。

●『里山と暮らしをつなぐNORAの新ホームページ』
https://nora-yokohama.org/

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┃08 第1・3火曜日 刃物研ぎ実演 in はまどま
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研ぎができる食生活アドバイザーのうずさんが第1・第3火曜日
(14時~18時)に、はまどま前にて手研ぎの実演をして
います。包丁なら20分ほどで研ぎ上がります。ぜひお試し下さい!

11月は4日、18日です。当日が都合の悪い方は、事前に右隣の
「こだま舎」でお預かり致しますのでご利用下さい。

はまどま
https://nora-yokohama.org/noratoha/map.html

うずさんのブログ
http://uzuhashi.blog94.fc2.com/

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┃09 毎週火曜日 NORA野菜市 in はまどま
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毎週火曜日(17時~19時)に、はまどまのある大和ビルの中庭で、
NORA野菜市を開催しています。土作りにこだわった生産者限定で、
神奈川県産の農産物だけが並びます。神奈川の野菜がこんなにおいし
いとは!一度食べてみてください。

『神奈川の、生産者限定ならではの野菜が揃う季節になりました。
どれも他では入手が難しい作物です。
お米・さつま芋・里芋・秋じゃか芋・人参・ごぼう・かぶ・大根・
聖護院大根・ネギ・きゅうり・ナス・サラダ茄子『サラダ紫』
ピーマン・ししとう・小松菜・ほうれん草・サラダほうれん草・
山東菜・春菊・ちんげん菜・ターツァイ・キャベツ・レタス・
サニーレタス・ブロッコリー・早生みかん・レモン・柚子・・・
他に好評の加工品・梅干し・梅林漬・ブルーベリージャム・
レモンマーマレード・切り餅(不定期)。どうぞお楽しみに!!』

はまどま
https://nora-yokohama.org/noratoha/map.html

◆NORAのコラム————————————————

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┃10 雨の日も里山三昧~NORAお勧めの本と映像<第2回>
┃ 『映像詩 里山 覚えていますか ふるさとの風景』
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先月号から、NORAお勧めの本や映像を紹介するコラムを書き始めました。
その第1回では、里山保全を考える上での古典ともいうべき
守山弘『自然を守るとはどういうことか』(農文協、1988年)を
取り上げました。

この本は、かつてはありふれていた里山が
原生自然に劣らず守られるべきであることを学術的に示し、
里山保全の歴史上とても重要な貢献をしました。
その後、身近な里山を保全しようとする動きは着々と全国に拡がり、
市民活動としてのうねりも大きくなっていきました。
しかし、「里山」という言葉が広く国民に広く知られるようになったのは、
1999年にNHKスペシャルで『映像詩 里山』の第1弾が放映されてからでしょう。

田んぼ、小川、ため池、雑木林などが点在し、
1つのまとまりのある景観を作りだしている里山は、
人びとが長い年月をかけて作り上げてきた暮らしの場です。
そして、多くの生きものたちのにぎわいを育んできた自然でもあります。

この映像では、写真家の今森光彦氏が
琵琶湖畔の里山を1年間定点取材したことにより、
人びとと自然との深くて豊かな関係が見事に描かれています。
この後、NHKは継続的に取材を続け、
2004年に第2弾『映像詩 里山 命めぐる水辺』を、
今年の9月には第3弾『映像詩 里山 森と人 響きあう命』を放映しました。

『映像詩 里山』の見逃せない影響力として、
「里山」が雑木林だけを指すのではなく、
田んぼや小川、伝統的な集落なども含んだ
農村の景観を指す言葉として一般に定着したことがあります。

かつての農村では、ムラ(集落)-ノラ(耕地)-ヤマ(林野)が
同心円を描くように広がる中で、田んぼ、畑、ため池、小川、草はら、
屋敷林、竹林、雑木林などがモザイク状になって、
多様でまとまりのある景観を作り上げていました。
この空間構造のうち、環境省はヤマを指す言葉として「里山」を用い、
ノラに対しては「里地」を用いて使い分けています。
ところが、NHKによって示された農村の映像は印象的で、
「里山」と聞くと、人と自然が織りなす景観をイメージする人が多いようです。
やはり、テレビの影響力は大きいですね。

余談ですが、里山のイメージを広く社会に伝えている映像として、
『ザ!鉄腕!DASH!!』の1コーナー「DASH村」も重要です。
このDASH村のむらづくりアドバイザーは守山弘さんで、
里山博士として出演されたこともあります。
日本でいち早く里山を守る必要性を訴えた守山先生は、
20年経った今でも最前線に立って、
里山のすばらしさを伝えていらっしゃるのです。

『映像詩 里山』シリーズは、どの映像も甲乙付けがたい魅力がありますが、
まずは導入として第1弾をご覧いただくのがよいでしょう。
人と水のかかわりについては第2弾、
人と森のかかわりについては第3弾の中で映し出されています。
興味に応じてご覧ください。

第1弾と第2弾はDVDとして発売されていますし、
おそらく近いうちに第3弾も発売されると思います。
どれも未見という方には、この際すべてご覧になることをお勧めします。

●今回のオススメ
『映像詩 里山 覚えていますか ふるさとの風景』(1999年)
『映像詩 里山 命めぐる水辺』(2004年)
『映像詩 里山 森と人 響きあう命』(2008年)

(松村正治)

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┃11 いしだのおじさんの田園都市生活 <第2回>
┃  「地産地消」?「自産自消」?
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「自産自消」ということばを考えた。数年前のことだ。
先日、ある集まりで発表したところ、意外とウケタ。
「未来に引き継ぐ農のあるまち」という集まり。
青葉区が主催している懇談会だ。
「田園都市の景観をいかに保全するか」を課題としている。
実は市内の農家である、青葉区長も参加していた。

「自分で生産し自分で消費する」という意味だが、
もちろん「地産地消」をもじっている。もじっているだけではない。
「地産地消」をヒハンし、ヤユしているのだ。
なぜ、批判、揶揄なのかは、紙面の都合で詳述は避ける。

ただ、どうも「地産地消」は「消費」に重きが置かれた言葉に聞こえる。
消費によって生産が支えられる側面はあるだろうが、
どうも「消費」は持ち上げたくない。

大きく言えば、農が業として消費者から語られることに違和感がある。
いのちにかかわることを「産業」「経済」で語ってほしくないという
勝手な思い・・・
ならば、わたしも「地産地食」とか「自産自食」と言うべき、ではある。
だが、ヒネクレもんだから、ヒハンとヤユが捨てられない。

地元のものを地元で食べるという思想は、「身土不二」という言葉につながる。
仏教の言葉だそうで、きっと奥深いものだろう。
韓国では、有機農業運動の言葉となっているそうだ。
(山下惣一『身土不二の探求』(創森社)が参考になるか)

「自分で作って自分で食べる」はピッタリの言葉が見つからない。
いや、「自給」があったな。
どうも、その下に「率」とつけて国家的問題にしたり、
「自足」とつけてヨネスケやカバチャンが訪ねて行く
テレビ番組みたいになるが、ベランダ菜園でも立派な「自給」だ。

「全ての人が自ら耕す」という意味では「万人直耕」という言葉がある。
日本が誇る(?)大思想家、安藤昌益の言葉だ。
(拙著『耕して育つ』(コモンズ)の春の章「江戸時代のイマジン」を参照)
http://www.commonsonline.co.jp/tagayashite.htm
「全ての人が自ら耕す」世の中は平和で豊かだと考えている。
(こういうのを自画自賛というのか?)

最近では、市民の誰もが農にかかわろうという提案もある。
(大江正章『地域の力』(岩波新書)「市民皆農のすすめ」)
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0802/sin_k398.html
(ここで紹介されているのも実は横浜市の事例
緑を次世代に引き継ぐには、農家に頑張ってもらうだけでなく、
市民の参加が欠かせない。そう考えて市は様々な施策を打っている。)

横浜市青葉区に市民自給型会員制田んぼ「な~に谷っ戸ん田」がある。
(ホームページ http://www.yattonda.com参照)
そこでは、市民が、楽しく、かっこよく、気持ちよく「自給」している。
結果として、田園都市の景観保全にもつながるはず。
田園都市が保全されるのは楽しいことの結果であってほしい。

(石田周一)

◆ 里山関連ニュース&イベント————————————

里山関連のニュースや各地でのイベント情報をお知らせします。

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┃12 横浜みどりアップ計画推進に向けた新たな税制案について意見募集
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平成20年10月18日(土)~11月9日(日)
http://www.city.yokohama.jp/me/gyousei/citytax/midori-up/

横浜市の緑~山林・農地は、毎年100haずつ失われています。
市域の緑の減少に歯止めをかけ、緑豊かな横浜を次世代に
継承することを目的として、「横浜みどりアップ計画」を推進する
とともに、計画の安定的な財源確保策として、新たな税制の導入
を検討しています。

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┃13 「横浜市生物多様性保全再生指針」の策定に向けて意見募集
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「人と自然が共生し、生き物がつながりにぎわう豊かな自然」を目指して
~「横浜市生物多様性保全再生指針」の策定に向けて市民意見を募集します~

平成20年10月29日~11月20日
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/mamoru/tayou/

横浜市では、平成18年12月に「水と緑の基本計画」を策定し、「多様な
生物が生息できる環境の形成」を将来像の1 つとして掲げ、いきものに
やさしい水・緑環境を創出し、生物多様性の保全と再生にむけた環境づ
くりの推進を図っています。

その一環として、「横浜市生物多様性保全再生指針 ~ 横浜に人と生
き物のにぎわいを! ~」の策定に取り組んできました。 本指針は、こ
れらの取組の基礎となる横浜市における生物多様性の保全・再生に
関する基本的な考え方を示し、生物多様性について広く理解していただ
くことを目的としております。本指針の策定に向けて、市民の皆様のご
意見・ご提案を募集いたします。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃◆ 会員募集中です!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NORAでは各種会員を募集しています。会員の皆さまには、イベント
等のお知らせを行い相互交流の場をつくります。公開型イベントの場合、
優待の場合もあります。どうぞよろしくお願いします。

運営(正)会員:12,000円 総会での議決権があります。
賛助会員:1口 10,000円 法人の場合3口からとなります。
一般(準)会員: 3,000円

会員種別、口数を事務局 nora-y@estate.ocn.ne.jp までご連絡の上、
会費を下記の口座へお振込み下さい。

お振込先: 郵便振替口座 00200-4-72504 よこはま里山研究所

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■編集・発行
特定非営利活動法人 よこはま里山研究所(NORA)
nora-y@estate.ocn.ne.jp
https://nora-yokohama.org/
TEL:045-722-9674 / FAX:045-722-9675
〒232-0017 横浜市南区宿町2-40-119
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