2010年 6月

2010.6.1
月いち言伝

6月。二十四節気では、「芒種」と「夏至」があります。
芒種は、「稲を播く頃」を指していますが、
「田植えの頃」と覚えた方がいいかもしれません。
さらに季節を分けた七十二候では、芒種の時期に
「蟷螂生ず」(カマキリが生まれる)
「腐草為蛍」(腐った草が蒸れてホタルになる)
「梅子黄」(ウメが黄色くなる)
・・・と表されています。
そう、確かにイキモノたちの暮らしぶりが表現されているのです。
今年は早春と初夏の陽気がいったりきたり。
横浜各地で、少し遅れたけれどゲンジボタルが飛び始めたよ、
との声が聞こえ始めました。
夕暮れにホトトギスのせつない鳴き声も響きます。

(ヨシタケミホコ)