2010年 10月

2010.10.1
月いち言伝

春の冷害、夏の酷暑、雨不足。
秋の収穫シーズンにさまざまな影響が出ています。
人の管理下にある作物だけではなく、自然の生き物たちも
夏をひきずっていたり、早く秋が来ていたり。

私たちの生命は、ほかの生き物の生命をいただくことで
維持できています。
食べることだけではありません。
衣料も医療も、建築も・・・木材だけではなく、コンクリートだって
砂利を採掘するために山を切り崩しています。

気候変動の一役を私たちが関与しているのなら、
多数の種を絶滅に追い込んでいるのなら、
私たちが普段の暮らしの中でできることはあるはずです。
まずは、季節の変化を読み取り、
そばにいるたくさんの生命の鼓動を感じることから
始めてみませんか。

今月は、名古屋で
「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が
開催されます。
・・・・いのちの共生を、未来へ。

(ヨシタケミホコ)