国のお金をNPO/NGOへ

2009.4.4
ひねもす里山/NORA雑感

今日、自宅に「国税還付金振込通知書」が届いていました。先月、確定申告を済ませたので、納めすぎていた源泉所得税が還付されたのです。しかし、当然のことですが、このお金は何もしないでいると、そのまま国の税収になります。私は国から取り返したお金を、自分のために、NORAのために、知り合いのNPO/NGOのために使うつもりです。
私の知り合いのNPOスタッフには、年度末の忙しい時期に確定申告なんてしていられない、という人がいます。しかし、最近は国税庁サイトのサービスが充実しているので、申告書の作成はそれほど手間ではないはずです。まずは、自分で計算してみて、どの程度還付されるかどうか調べてから、実際に申告するかどうかを決める方がよいでしょう。
私の推測では、かなり多くの人が面倒がって、本来なら戻ってくるお金を何もせずに国に納めているように思います。少し手間を掛けて国から取り戻せるお金があれば、きちんと自分たちのために、NPO/NGOのために使いたいですね。

先月から定額給付金の支給が始まりました。これは景気刺激策の1つであり、個人消費の拡大を狙ったものでしょう。実際に、定額給付金を使って家族旅行をしようとか、美味しいものを食べようとか、さまざまな商品が販売されています。
たしかに、個人消費に回すのも悪くないですが、定額給付金を寄付するという選択肢もあります。「チャリティ・プラットフォーム」は、定額給付金をみんなで寄付して世界を変えようと呼びかけています。ウェブサイトには、定額給付金12,000円を寄付することにより、「棚田の田圃一枚を1年間保全することができます。(日本)」「ゴミ袋と軍手を購入して、3トン分の河川敷のゴミをひろうことができます。(日本) 」「アフガニスタンの15人の子供たちの未来を地雷から守ります。(アフガニスタン) 」など、社会をどう変えられるかが具体的に書かれてあります。

お金の稼ぎ方だけではなく、お金の使い方もよく考えたいものです。

(M_M)

ひねもす里山/NORA雑感