里地里山保全・活用検討会議

2010.2.1
ひねもす里山/NORA雑感

午前中、久しぶりに都心に出かけました。砂防会館で開かれた里地里山保全・活用検討会議http://www.env.go.jp/nature/satoyama/conf_pu.htmlを傍聴するためです。昨年度から続けられていますが、3月に最後の会議を開いて、里地里山保全活用活動計画(仮称)を策定することになっています。委員10名の構成は、大学等アカデミズム9名、NPO1名(里地ネットワークの竹田さん)。
さて、たまには国の動きをウォッチしようと出かけてみたものの、この手の会議はどうも好きになれません。事務局がまとめた案に対して、委員はあれこれ言うのですが、2時間程度の議論では大して煮詰めることはできません。委員も忙しい方ばかりなので、結局は論点が残ったまま、大部分を事務局にお任せするしかありません。つまるところ、事務局主導で決めざるをえないのが実態だけど、お墨付きが必要なので学者を集めて会議を開きました、というだけに終わってしまうことが多いのです。私もコンサル時代に、こういう会議をたびたび開いていたのですが、10年経ってもあまり変わっていないという印象を受けました。
会議終了後、気がつけばコンサル時代の先輩がいらっしゃいました。昨年度、この事業を受託していたためか、事務局側に座って傍聴されていました。久しぶりだったので、10分くらい情報を交換しました。10年以上会っていなくても、いきなり互いの現場の話を深いレベルで話せてしまうのは驚きでした。さすがに、環境行政の第一線で活躍されているだけあって、お知らせいただいた情報はどれも新鮮で面白い。何か機会があったら仕事でご一緒しましょうと言って別れました。
普段近くにいなくても、たまに会えば、しっかりと話ができる。こういう関係はいいなって思います。

(M_M)

ひねもす里山/NORA雑感