ホタル鑑賞

2009.6.25
ひねもす里山/NORA雑感

今夜は、学生を10人ほど連れて、発光するゲンジボタルを見に行きました。
職場から歩ける距離に、ホタルの生息する谷戸があるのは嬉しいです。
横浜市の南部では、5月下旬から発生すると聞いていますが、
私が見に行くところは、6月の中下旬にピークを迎えるようです。

ここでゲンジボタルを見るのは5年目になりますが、
個体数は変わっていないか、心持ち少なくなっているように思います。
それでも、この時期に行けば、必ず見られるポイントです。
さいわい、あまり見に来る方が多くないので、
比較的静かに、落ち着いた気分で見られます。

今年の学生たちは、飼育されていないゲンジホタルを
誰も見たことがありませんでした。
私は、毎年、1ヶ所以上の谷戸でホタルを見ていますが、
観賞用に飼育されている場所へも行ってみたいと思っています。
そこには、人間と自然との現代的な関係が見られるのでしょう。

学生たちは、ホタルの発する光をじっと追いかけながら、
心地よい時間が流れていくのを感じていたようです。
誰かが「宮崎駿の世界みたい」と言い、それをきっかけとして、
「トトロに出てくる・・・」「もののけ姫の・・・」などと表していました。

このようにホタルが発生する里山がトトロみたいなのか、
トトロがこのような里山みたいなのか。
どのように感じるのかは、個人の経験によってそれぞれでしょうが、
前者のように感じる人が後者のように感じる人を
上回ってきているように思います。

090625hotaru.jpg

シャッター速度30秒で記念撮影

(M_M)

ひねもす里山/NORA雑感