多摩グリーンボランティア森木会

2017.7.27

2001年9月、東京都多摩市においてみどりの審議会員有志で自らが汗を流し、雑木林の環境保全を図り、次の世代に引き継いで行こうとする活動を開始しました。活動を行う仲間づくりのために、2002年2月から多摩市と協働して公園緑地の雑木林の管理育成を学ぶグリーンボランティア初級講座、2005年6月から中級講座を開催しています。
毎年30名ほどの初級講座修了生が森木会の構成団体に入り、持続的なグリーンボランティア活動を多摩市と協働して行っています。2017年7月現在、13団体、約230人の会員が多摩市内の公園緑地で活動しています。雑木林の管理方法は地域や団体によりいろいろありますが、最も安全で初心者でも行える確実な活動方法を取り入れています。また、私たちの活動が今後も継続できるように、毎月1回の運営会議を多摩市と13団体で行い、活動課題等の検討とその共有化を図っています。
初級講座では、雑木林の管理手法として樹木伐採、下草刈り等の実習、萌芽更新、植物観察、植生調査、群落調査等の講義から、みどりの基礎知識を学びます。最終回では、市民ボランティアとして、緑地の将来像、管理方法などをグループとして合意形成し、緑地管理活動年間計画を作成することで、修了時には順応的管理を学べる内容になっています。
中級講座では、初級講座で学んだみどりの保全育成の基礎知識や活動を基本に、活動のリーダーとして一緒に活動している仲間の安全・安心・楽しみ・やりがい・仲間づくり、自然のしくみを知ることの手助けをしていける人を育成するプログラムになっています。初級講座修了者のステップアップとして、刈払機やチェーンソーなどの動力機械の安全な使い方、樹木の剪定、救命救急方法、リスクマネジメントを含むリーダーとしてのノウハウなど、より専門的で実践的な講座内容となっています。
2011年、多摩グリーンボランティア森木会は10周年を迎え、10年間の活動が評価され多摩市と共に第31回「緑の都市賞」緑の地域づくり部門において内閣総理大臣賞を受賞しました。また、2013年には「eco japan cup 2013」のライフスタイル部門で東急グループ賞を受賞しました。

◎詳細は→HP