持続的なエネルギーや暮らしの道具など、恵みをもたらす 「ヤマ」。
ヤマとは
ガスも電気もまだまだ使えない頃、煮炊きは薪や炭でした。それらはムラ共有もしくは個人所有の「ヤマ」で得ていました。家を建てるためのスギ林、竿や籠をつくるための竹林・・・。十数年~数十年のサイクルで木を育て、森林の恵みをいただいていたところ、それが「ヤマ」です。山菜やきのこ狩りのほか、若い林の林床には可憐な野草たちが色とりどりに花を咲かせていたことでしょう。
しかし、昭和30年代くらいから、近くの「ヤマ」から煮炊きの材料を求めるのではなく、遠く外国から石油やガスを輸入することでエネルギーを賄うようになりました。それ以降、「ヤマ」は利用価値を失って、放って置かれるようになりました。「ヤマ」から木を伐りながらも、破壊することなく持続的に利用してきた歴史が、ぱたっと止まったのです。
今日、環境問題が深刻になり、持続可能な社会を目ざそうとする動きが広まっています。それとともに、「ヤマ」とともに生きてきた人びとの歴史が見直されるようになりました。
NORAは、放置された「ヤマ」に再び手を入れる「NORAの山仕事」によって、木材や落ち葉などの資源をきちんと活かしながら、新たな価値を見いだそうと努めています。















