第17回 これはマドジョウかしら?

2018.7.1
映像の持つ力

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暑いですね。なんと7月をむかえる前に関東は梅雨明け宣言が出てしまいました。こんなに早い梅雨明けは1951年の観測以来なんですね。その前から30度以上の猛暑日や、日差しが照りつけ、紫陽花もどこか元気がありませんでした。みなさんのまわりではどうでしたか。

こちらは、田植えで顔を出してくれたドジョウ。ヒゲが短いのでマドジョウでしょうか。

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採りすぎ防止機能付き釣竿

先月、6月25日、はまどまシアターで上映した、映画「茂庭の暮らし-狩猟・漁労・採取」(1993年制作・52分・東北地方建設局摺上川ダム工事事務所・福島市教育委員会委嘱/民族文化映像研究所制作)では、夜、松明を灯して棚田で行うドジョウぶち(釣り)を紹介していました。釣り竿は植物の茎を使います。茎の芯部分を貫通させ筒状にします。縫い針を刺した芯を茎に戻し釣り竿が完成。

縫い針?・・・まっすぐの縫い針で釣れるの?・・・そうなんです。縫い針だから針はまっすぐ、返しがありません。だから、小さいのはすり抜け、大きいドジョウだけが採れる。つまり、採りすぎ防止機能付きの釣竿。地域に残る暮らしは、自然との付き合い方をよく考えていますね!。

20年前に制作された、映画「茂庭の暮らし-狩猟・漁労・採取」の中で、除草剤を使うようになってからドジョウはずいぶん減ったと、茂庭の方が言っていました。

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2018年の田んぼ。三度目の田植えのとき、10匹ぐらいかたまり、ドジョウが顔を出してくれました。苗代づくりのときは小さいのが一匹だけ。(15回コラム参照

田んぼは、完全手作業。代掻きもしませんよ。除草剤も使わない。だから田植えといっても、まず、延々と草刈り鎌を持ち、ぎ-ぎ-ぎと、草刈り作業が待っています。(^_^;) でもねー、ドジョウと会ったり、疲れも心地よい。田んぼに行くのが楽しいです。

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トウキョウダルマガエル

今朝は、地域の用水路作業のお手伝い。スーパー猛暑日のおまけがついて汗だくの中で草刈り作業。でもね、稲が一面に広がる田んぼには、白鷺が田んぼをじっと見つめる姿、わさっと翼をひろげて飛び立つところや、鴨が二匹で低空飛行していたり。

草の伸びた水路に入ると、小さいのから、大きいのまで、20匹ぐらいのカエルが、うわっと逃げていきます。必死に平泳ぎ。驚かせてごめんね。(o^^o)。田んぼの水を抜くと、小さなフナにも出てきました。ザリガニにタニシ。ほんと、田んぼは賑やか。

そうそう、水路では、トウキョウダルマガエルにもたくさん会いました。トウキョウダルマガエルは、トノサマガエルと違い吸盤がないのですね。(さわったとき確認すればよかった)

でも、こんなに出会うのは珍しいのだとか。近所の田んぼはコンクリート水路で、こんなにたくさんの、トウキョウダルマガエルを見ることはないそう。こちらの水路は土だから草刈りは大変だけど、にぎやかな生き物に出会えます。里山の一つである田んぼは、わたしたちの身近な、生物多様性の拠点。関わりあっていきたいものですね。

 

 

 7月は22日、はまどまシアター上映会です。お待ちしています。

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上映作品 『 イヨマンテ -熊おくり-」
(1977年制作・ 103分)民族文化映像研究所制作

アイヌにとって最大の儀礼であるイヨマンテ。この儀礼 にはアイヌの自然観、生命観が凝縮している。日高地方 のアイヌによるイヨマンテを、準備から記録した長編。 日本映画ペンクラブ推薦/北極圏映画祭人類の遺産賞

参加のお申し込みはこちらのページでどうぞ。

(中川美帆)

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