03月01日 (金)|はまどま断捨離

よこはま里山研究所(NORA)の事務所兼活動拠点「はまどま」では、改修工事を進めています。
団体設立後20年、「はまどま」で数多くのイベントを開催するようになって約10年、ここでいくつもの物語が誕生しました。
この「街なかの里山の入口」で、地域の食や農と出会い、地方へ、国外へと旅だった仲間も少なくありません。

その分、スタッフは年を重ねました。
私たちにとって慣れ親しんでいる「はまどま」は長年の手垢が付きすぎて、関係者以外の人が気軽に入りにくくなっているかもしれません。
このように考えて、この際必要なもの以外は断捨離して空間に余白をつくり、地域の方々の参加を呼び込もうというのが、今回の改修工事のねらいです。

改修工事は何期かに分けて進めることを予定しています。
第1期工事は、引き算の工程で、床・壁・天井をすべて貼り替え、シンプルな空間とします。
その後の足し算の工程では、この場への当事者意識とプライドを持つ人びとが中心となって、「街なかの里山の入口」づくりのために色や形を付け足していく予定です。
しかし、場づくりは未完のプロジェクトです。
足し算の工程が第何期まで続くのか、途中で引き算の工程を入れる必要があるのか・・・。
いつ終わるともわからないプロジェクトが、これから始まります。

2/25(月)
改修工事が始まる前に、それまでに収納に入っていたものを全部出して、廃棄するもの、手分けして持ち帰るもの、差しあげるものなどに分類しました。

書類を綴じるファイルのうち、きれいなものは公共施設に寄贈。
在庫数の多い里山本は、手分けして持ち帰りました。

ひとまず、引き算した後の「はまどま」は、どのような姿になるのでしょうか。
今後が楽しみです。