豊かな里山環境すべての基盤は、「イキモノ」のにぎわい。
イキモノとは
暮らしのそばにある身近な自然。「ヤマ」や「ノラ」は小さくて多様な生命にあふれています。その大半は、直接、人の役に立つものではないでしょう。けれども人が「里山空間」をどのように扱うかによって、そのおびただしい生命(種)の生存に影響します。農耕の歴史に寄り添ってきた生きものたちの将来を決めるのも、これからの私たちの暮らし方なのです。
しかし、高度経済成長期を経て、「ムラ」と「ヤマ」の関係はほとんど無くなってしまいました。また、農産物のグローバル化と超高齢社会時代を迎えて、「ムラ」と「ノラ」の距離も遠くなりました。かろうじて残された「ヤマ」も「ノラ」も人手が入らなくなっています。モザイク状に点在していた多様な土地利用と景観は、自然の遷移に飲み込まれ、次第に同じような景観(環境)へと変わりつつあります。環境が単一化されると、そこにすむ動植物=「イキモノ」の種類が限られてしまい、豊かだった生物の多様性が、確実に貧しくなってしまいます。
NORAは、「イキモノ」の立場になって、身近な自然を見つめることのできる人を育てています。また、「ムラ」「ノラ」「ヤマ」に対して、再び働きかけることを通して、「イキモノ」のにぎわいを取り戻そうと活動しています。















