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一般社団法人民族文化映像研究所(民映研)

2015.8.1

民映研を、姫田忠義さんを抜きに語ることはできません。
民映研の設立メンバーの1人。
2013年1月のラジオ出演が最後の録音となって闘病の末、7月29日逝去。
1928年9月10日生まれ。84歳でした。

亡くなって4カ月。11月30日に、神保町・学士会館で催された『偲ぶ会』には、
200名近い皆さんが集いました。
「姫田さんは亡くなりました。でも、今日ここに集った、
姫田さんの思いを受け継ぐ人々の繋がりは健在です。」
涙をこらえた司会の女優さんの挨拶に拍手があがりました。
そう、姫田さんの思いは、そのまま、NORA仲間たちとも共有できる
大切なものばかりに思えるのです。(この項は、NORAの仲間たち、ですものね!)

「記録者に徹する」とした姫田さんですが、
民映研として残された119本の映画作品と150本のビデオ作品に込められた思い。
『私は、出会った皆さんとずっとずっと付き合っていきたいんだ。
映画を撮って終わりじゃない!』
人との出会いを何よりも大切に旅を続け、出会いから学ぶことを喜びとされました。
「そこに居るだけでいい。」原点ともなった言葉です。
何かをしなければ認められない社会が、若者を、人々を追い詰め、
居場所を失わわせてはいないか、と問いかけます。
森に、畑に、野菜市に、食事会に、NORAに集う私たちにも、
とても思い当たる言葉です。

NORAの仲間たちは、矢も盾もたまらず
好きなことをしている人が多いのではないか?
それが仕事となり、暮らしを支えていることが重要なのだけれど、
そこに手が届かなくても。どうやら、民映研とその仲間たちも?
NORAの仲間たちは、各々の専門性を、持ち寄り活かして
一つのかたちを生み出してきました。
まさに『偲ぶ会』では、民映研に集う人々が各々の専門性を出し合って
2時間余りの会を進めておられたことも、私には違和感なく居心地が良く思えました。

さて、民映研ではすでに、姫田さんを語らない歴史がはじまっています。
その歴史をNORAの仲間たち、民映研の仲間たち、として
一緒に書き加えていきたいものです。
民映研についての詳しい内容は、ホームページをご覧ください。
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/
(三好豊)