鴨居原市民の森愛護会

2015.7.31

鴨居駅から南に徒歩25分、竹山団地のそばに斜面緑地が続いています。
その一部・・2haほどが鴨居原市民の森です。

平成15年度に、鴨居周辺の各自治会関係者や鴨居駅周辺まちづくり研究会の皆さんが、
ゴミ捨て場のような森をなんとかしたい、と立ち上がったのがきっかけです。
幸い緑地保全地区の指定を受けていた場所だったため、
当時の担当部署と協議が行われました。
NORAの吉武も同席することとなり、手つかずになっていた森に一緒に入って、
将来の可能性について話し合いをしました。

平成17年4月に26番目の市民の森として開園するまで、地元の皆さんは
大量の古タイヤやゴミと格闘し、その後も古タイヤの掘り出しを続けられました。
散策路や広場の整備も自分たちの手で行っていきました。

先に開園した南エリア、そして竹林の北エリア。
ゴミのなくなった平成18年度には、どのような森づくりをしていこうか考えよう、
ということになり、今でいう「保全管理計画」をつくることになりました。
ここでまた、吉武も参加する機会をいただきました。
話し合いは何度も行われましたが、20人以上が参加する会合は
いつも熱気にあふれ、信頼しあい、言いたい主張もし、理解し合う、
と言った皆さんの姿勢に心打たれたことを覚えています。

地域とともに森を育み、そしてスローガンのとおり、
「子供たちが故郷(ふるさと)と感じる森づくり」を実践することで、
平成23年度に「横浜・人・まち・デザイン賞」(地域まちづくり部門)を受賞されました。
大変ありがたいことに、吉武まで支援者という形で賞をいただくことになりました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/keicho/m11/work5/chi-01.html

現在、市民の森と隣接した休耕農地を地主さんの援農という形で畑の再生を行ったり、
念願の活動拠点の小屋ができたり、ますます活動の幅と深みを増している愛護会です。

◎詳細はこちら↓
鴨居原市民の森愛護会
http://www.kamoihara.org/